研究の概要
精神疾患の原因解明
主要な精神疾患である統合失調症や躁うつ病は遺伝要因と環境要因が複雑に交絡しながら発症してくる。多くの精神疾患は遺伝要因のウエイトが比較的大きいことがわかっており、近年解明のターゲットとしてあげられているいわゆる生活習慣病(糖尿病、高血圧等)に比べて遺伝学的方法での原因遺伝子発見が容易ではないかといわれている。当研究室では統合失調症と躁うつ病(双極性障害)をメインターゲットとしてその原因遺伝子発見を目指している。
テーラーメイド医療
個々人の遺伝的情報(=素因、体質)を事前にしることで、どのような疾患になりやすいのか、その疾患を発症しないためにはどのようなことをすればよいのか、発症してしまった場合どの薬が最も有効なのか、等を明らかにする。具体的には様々な疾患で、治療薬の反応性と副作用に関する詳細な臨床情報を収集しそれらと遺伝的情報との関連を検討している。
上記の目標を達成するために、様々な臨床情報を備えた多数の検体収集に努めている。これらの研究は慎重な倫理的配慮の元に進められており、藤田保健衛生大学倫理審査委員会の承認を得た上で、三省庁合同の指針に基づいて行われている。
参考:精神疾患とゲノム説明書
研究の方法論としては遺伝的多型を探索同定することにより、上記のテーマに関して遺伝統計学的方法を用いてすすめている。遺伝統計学的方法についてはこちらを参照。
参考
疾患関連遺伝子の同定
ジーンマッピング
バイオインフォマティクス