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TOP  > 先端医療  > 手術支援ロボット「ダヴィンチ」

手術支援ロボット「ダヴィンチ」

ロボット支援手術は、今までの内視鏡下手術の利点をさらに向上させうる、次世代の医療革新の一端を担った分野です。


ロボット支援手術

サージョンコンソール

図1.サージョンコンソール

手術医療の世界において、手術機器の開発は止まることなく現在も進んでおり、そのひとつがRobotic Surgery ロボット手術である。
現在、最も市場に普及しているロボットは、内視鏡下手術支援ロボットといわれるda Vinci Surgical System(Intuitive Surgical, Inc.、以下、da Vinci)である。
ロボット支援下手術では、執刀医はサージョンコンソールという、いわばコックピットで手術を行う(図1)。ビューポートをのぞき込み、三次元表示モニターを見ながら、手では2本のマスターコントローラーを、足ではフットスイッチを操作することによって手術を行う。

ペイシャントカート

図2.ペイシャントカート

実際に手術を行うのはda Vinciのペイシャントカート(図2)である。ペイシャントカートは、サージョンコンソールより発せられた執刀医の指示を忠実に行う。ペイシャントカートには専用カメラの装着アーム1本と、da Vinci用の鉗子の装着アームが2または3本ある。da Vinciの鉗子は多関節の高性能鉗子で、さまざまなタイプの鉗子や尖刀などが準備されている。また、術者の手と鉗子の動きの縮小倍率を調整することができるスケーリング機能や、術者の手の震えを除去できる手ブレ防止機能がついている。

このda Vinciを用いると、腹腔鏡下手術の弱点である鉗子動作の制限や二次元での操作などといった問題点が克服でき、より安定した精度の高い手術が可能となる。

当院におけるda Vinci支援下手術実績

当院における2009年1月~2017年8月に行われたda Vinci支援下手術は、消化器外科で616症例、泌尿器科で1,057症例、呼吸器外科で53例、婦人科で71症例行っており、本邦トップレベルの手術件数である。
当院では、このような利点のあるda Vinci支援下手術を広く患者さんに提供していきたいと考えている。しかしながら現状の問題点としては、前立腺手術、腎部分摘除術以外には保険適応がなく、現時点では自費診療としてのみ行っており、患者さんへの負担が大きい。
当院では全国または世界をリードし、今後もさらに症例数を重ね、da Vinci支援下手術の利点をより明確にし、多くの患者さんにこの手術手技が提供できるよう努めている。

内視鏡手術支援ロボット対象疾患

消化器系

呼吸器系

泌尿器系

婦人科系

※疾患名をクリックすると治療に関する説明が表示されます

ダヴィンチ低侵襲手術トレーニングセンター

臨床とタイアップした日本初の訓練施設

急速に普及が進む手術支援ロボット「ダヴィンチ」において、外科医の基本操作や技術の向上を目的に開設された訓練施設。
2012年4月に本学内にオープンした施設で、総合消化器外科の宇山一朗教授がセンター長を務めています。臨床と結びついたトレーニングセンターとしては日本初となり、全国から多数の医師が訪れ、技術向上のため日々研鑽を積んでいます。

施設では、ダヴィンチの基本操作を学ぶとともに、藤田保健衛生大学病院の手術見学も可能です。将来的には、基礎コースの修了者を対象に、さらに高度な技術を習得できる上級コースを設置。日本におけるロボット手術の普及や発展に寄与する中心的な役割を担うべく整備を進めています。

動画で見るダヴィンチ手術

ロボット支援手術は、今までの内視鏡下手術の利点をさらに向上させうる、次世代の医療革新の一端を担った分野です。


ロボット支援手術は、今までの内視鏡下手術の利点をさらに向上させうる、次世代の医療革新の一端を担った分野です。