歯科口腔外科・小児・矯正歯科



概 要


 これまでの口唇口蓋裂センターの一員としての役割、口腔癌に対する非切除治療、睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置治療を中心に治療体制を整え、新たに咀嚼・嚥下に関する治療を開始しました。

 経験豊富なスタッフにより、安心・安全な治療を心掛けています。

スタッフ紹介


 教 授: 水谷 英樹
 准教授: 今村 基尊
 講 師: 佐藤 公治
 助 教: 相澤 貴子
 助 教: 近藤  俊
 助 教: 金森 大輔
 助 教: 小林 義和
 助 手: 渡辺 崇広

教授紹介

水谷英樹教授

専門・実績


 口腔外科一般
 顎関節症に対する保存的ならびに外科的治療。
 顎変形症に対する顎骨延長術の応用。
 多くの手術を口腔内からアプローチ(唾石、顎骨骨折、嚢胞、腫瘍など)。
 ほとんどの患者さまで満足が得られていると自負しています。

セールスポイント


 口腔の機能と形態を温存した治療を得意とすること。

手術数(2009年)


手術室における手術:総件数188件
口唇口蓋裂 116例
腫瘍疾患 19例
顎変形症 13例
唾石症 8例
その他 32例
外来手術:総件数1688件
埋伏智歯抜歯術 908件
のう胞性疾患 92件
正中埋伏過剰歯抜歯 71件
静脈麻酔科による手術 51件
その他 566件

主な治療成績


■口唇口蓋裂
 口唇口蓋裂センターのチームアプローチ体制により、小児・矯正歯科は新生児期の哺乳床作成・管理から継続的に口腔機能・形態を管理し、改善を図ります。口蓋形成術は口腔外科により被裂縁粘膜弁を用いた2回法手術を原則とし、顎裂部は矯正歯科との連携により腸骨海綿骨移植による閉鎖術を実施しています。センター開設(1987年)以来手術累計981例です。

■口腔悪性腫瘍
 当科が最も多く扱うのは舌癌で、約60%を占めます。以下、頬粘膜癌、上下顎癌、口腔底癌の順です。初期例から進展例までほぼ全例に抗癌剤の動脈内投与とリニアック放射線同時照射を第1選択として適用します。年齢等身体条件や腫瘍特性により症例毎に調整し、最小副作用で最大効果を狙っています。最短2年以上の経過をみるため、2010年10月までの本法適用口腔癌症例168例の成績は、121例(72.0%)で原発巣の手術が回避され、手術移行例を含む142例(84.5%)が制御されました。これら症例168例の5年累積生存率は76.3%、Stage I (37例)96.2%、Stage II (51例)80.3%、Stage III (35例)76.2%、Stage IV (45例)63.4%でした。

■睡眠呼吸障害
 呼吸器内科により診断確定後、治療は内科、耳鼻科、当科により重層的に行われます。症例が多いため98年にセンター化されました。当科では年間に約150例に口腔内装具を装着し、約80%の症例で睡眠中の呼吸改善を認めてきました。

■顎変形症
 顎変形症手術は、矯正歯科専門医との連携を密接に行い、術前管理、手術時期、術式の決定、術後管理を一貫して行う他、顎関節専門医による術前術後の顎運動指導も行っています。

■唾石症
 唾石症手術は深在性唾石でも、ほとんど口腔内からのアプローチのみで摘出可能な技術を有しています。

■その他
 粘膜疾患、歯周病に対しては、薬物療法のほか、日常の口腔内清掃を中心とした生活指導を重点に行って良好な成績を得ています。


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