形成外科



概 要


 形成外科は直接命にかかわることの少ない診療科ですが、人の外見を左右するような病気や怪我の治療を通じて、その人の人生に深くかかわります。「形成外科は心の外科」であると考えています。

 また、どんなことでも頼まれれば「できない」とは言わないことをモットーとしており、どうしたら患者さまの現状を改善できるかをみんなの知恵でよく考え、方針を決定しています。

スタッフ紹介


 教 授: 吉村 陽子
 講 師: 奥本 隆行
 講 師: 井上 義一
 助 教: 宮本 英治
 助 教: 大杉 育子
 助 教: 森 和歌子
 助 手: 柴田恵里花
 助 手: 曽根 美佳

教授紹介

吉村陽子教授

専門・実績


 日本形成外科学会専門医。
 形成外科で扱う疾患(身体表面の変形、損傷)すべてに対応することが可能。微小血管吻合の技術を有し、悪性腫瘍切除後の再建(とくに頭頚部、乳腺など)もできる。この技術を応用し、近年乳房再建に積極的に取り組んでおり、乳房再建数は年々増加している。最も得意とするところは先天性外表異常・特に口唇口蓋裂の治療である。
 本院口唇口蓋裂センターの統括役をつとめ、口唇口蓋裂のチーム医療を推進している。口唇裂初回手術の患者数は年間60〜70例、他院で治療後の二次修正術が年間10〜15例を数える。これは全国的にも有数の症例数である。その他小耳症に対する耳介形成術は東海地方内ではほぼ独占的に行っている。小耳症は出生1万分の1の発生頻度であるが、数次の手術を必要とするため、関連手術件数は年間20例前後を数える。

セールスポイント


 小児科を始め院内他科との連携により、先天性外表異常一般について東海地方のどこの病院よりも経験豊富で良好な成績を上げています。

主な疾患別手術件数(2010年)


中央中術室で行うもの
口唇裂手術 79件
口唇口蓋裂二次修正術 60件
瘢痕拘縮形成術 19件
乳房再建術 25件
顔面骨骨折観血的整復術
(頬骨、上顎骨、眼窩、および多発骨折を含む)
36件
悪性腫瘍及びそれに関連する再建 10件
多指(趾)・合指(趾)症手術 19件
小耳症手術 14件
漏斗胸手術(Nuss法による胸骨挙上術) 14件
皮膚・皮下腫瘍切除術(露出部、非露出部を含む) 40件
眼瞼下垂症手術 12件
頭蓋顎変形症手術
(頭蓋骨、上下顎骨に対する骨切り、骨延長術) 
34件
美容外科 3件
その他 全身麻酔術 43件
入院して形成外科外来手術室で行うもの
鼻骨骨折整復固定術 12件
顔面瘢痕拘縮形成術 5件
皮膚・皮下腫瘍切除術(露出部・非露出部を含む) 246件
陥入爪手術 6件
眼瞼下垂症手術・睫毛内反症手術 30件
副耳摘出術(全身麻酔を要しない生後2ヶ月未満のもの) 3件
外傷に対する緊急創傷処理(縫合) ※時間外を除く 48件
美容外科 16件
外来で行うあざのレーザー治療:複数回照射を含むのべ件数 
あざ(単純性血管腫、太田母斑、扁平母斑) 195件

主な治療成績


 形成外科の治療成績は、患者さまの主観的判断が必要なため、数値に表せません。
 また、先天異常の術後形態は成長により変化する可能性があり、成人に達してから患者さま自身の評価を受けることになると思います。現時点では、患者さまの期待にこたえられなかったものがいくらかはあるものと考えていますが、多くの患者さまには手術結果に満足していただいております。


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