初期臨床研修医募集 intern invited
優秀指導医賞・優秀研修医賞について
優秀指導医賞・優秀研修医賞について
平成23年3月14日(月)研修医連絡会にて、最優秀指導医賞及び優秀指導医賞の表彰をおこないました。
研修医84名に平成22年度において良かった指導医・上級医を選出してもらい、その結果を基に、臨床研修センター長・研修医部長・研修医副部長の話し合いの結果、最優秀指導医及び優秀指導医を決定し表彰いたしました。
選出するにあたり研修医より「的確な指導」「一緒に考えてくれる」「研修医の勉強会にいつも来てくれる」などたくさんの意見がありました。研修センターの医師としても優秀指導医賞を決めるにあたって、研修医一人ひとりからの貴重な意見を聞くことができました。
また、平成23年3月26日(土)には、研修医修了証書授与式とともに、最優秀研修医賞及び優秀研修医賞の表彰をおこないました。
これは、平成23年3月に研修を修了しました48名の中から、皆甲乙つけ難い成績ではありましたが、時間外研修の他職種からの評価、研修医リーダーとしての活躍や臨床研修センター主催講習会等のスタッフとしての参加、また臨床研修において必須となっているレポートの評価・提出順位や勉強会のシール枚数(勉強会参加回数)などの選考資料を基に、研修実務委員会において厳選な審議の上決定いたしました。平成22年度は最優秀研修医賞、優秀研修医賞のみならず、特別賞として優秀レポート部門と講習会協力者部門の表彰を行いました。
現在の臨床研修制度が開始され約7年が経ち、今ではR1が学生を教え、R2がR1を教え、そして、R3・R4がR2を教える屋根瓦式教育が充実しています。
現在、研修医のために多くの時間をかけて教育をしていただいている指導医に感謝するとともに、皆がこの優秀指導医賞及び優秀研修医賞を目指してもらいたいと思います。
そして、今後も研修医そして指導医のさらなる活躍を期待し、より良い医師及び指導医の育成にも力を注いでいきます。また、現在の研修医が良い指導医へと成長していくのを楽しみにしています。
■優秀指導医賞について
1位 最優秀指導医賞:椎野 憲二 先生(医学部循環器内科学Ⅰ)
2位 優秀指導医賞 :安藤 大樹 先生(医学部総合診療内科)
3位 優秀指導医賞 :山中 克郎 先生(医学部総合救急内科)
■優秀研修医賞について
・最優秀研修医賞:須賀 美華 先生
・優秀研修医賞 :城 卓之 先生、森 雄司 先生
・特別賞(優秀レポート):中江 俊介 先生、野尻 翔 先生、正木 光子 先生
・特別賞(講習会協力者):後藤 愛 先生、小島 卓朗 先生
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| 優秀指導医賞受賞者 |
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研修修了者の集合写真 |
最優秀指導医賞
この度は最優秀指導医賞という大変名誉な賞をいただきまして誠に光栄に思っています。『指導医』ということを自分の中で特に意識したことはありませんが、私は自分がおこなってきたことを他の人に伝えていくことだと考えています。私も医師になり7年が過ぎ、思えば医師になった頃から非常に多くのアドバイスを受けてここまで来ました。そのことは心から感謝しています。
そのため、自分がしていることを知りたいと思う人や知る必要がある人にはできるだけ伝えていこうと思うようになりました。人に何かを伝えることは思ったよりも大変で、より詳しく勉強していなければいけないということも実感しました。また、指導した内容について質問されることで新たな観点に気付かされることも知りました。医師というのは気がつけば、患者さん、医療スタッフ、自分より年次が下の先生や学生さんに病気のことや自分の経験したことを常に伝えている職業なのだと思いました。自分がより多くのことを知っていれば患者さんへの説明はより分かりやすくできるでしょうし、医療スタッフへの指示も明確になると考えられます。年次が下の先生は上の医師の技術を学ぼうと必死ですから、より確実で新しいことを伝えなければなりません。
また、人と人の間で物事を伝え合うことがスムーズになれば、勘違いや言い争いは無くなり、仕事がより効率良く進むことに繋がるとも考えられます。
自分の不得手なことは謙虚に受け止め、たくさんの人から様々なことを学び、意見を交換することでより経験・知識を豊かにすることができる。それが『指導』の先にある本当の意味だと私は思っています。
今回の受賞でさらにその気持ちは大きくなり、様々な場所で人と人とが伝え合う。そのような環境ができれば良いと思いました。
この受賞の意味を深く受け止め、更に精進して日々を過ごしていきたいと思います。ありがとうございました。
最優秀研修医賞
私は平成21年度、22年度と藤田保健衛生大学病院で初期臨床研修をおこないました。実際に研修医として働いてみると、各科の印象は4年生の時講義で感じたものともクリニカル・クラークシップで感じたものとも全く異なるものでした。どの科でも多彩な疾患を診ることができ、研修の2年間は充実していて、あっという間に過ぎてしまいました。
私は平成22年度最優秀研修医賞を受賞しました。賞をいただいた時はとても驚きましたし、嬉しく思いました。しかし、私には自分が最も優れた研修医だったとは思えません。2年間、先生方に支えられ、同期に支えられ、コメディカルの皆さんに支えられて研修を終えることができました。支えてくださった周囲の皆さんに、心から感謝しています。そんな私に評価していただける点があるとすれば、それはきっと後輩に対する教育活動だと思います。私は幸運にもスキルスラボトレーニングなどの教育活動に参加させていただける機会が多くあり、後輩の受ける教育や研修環境が自分の受けてきたものよりさらに良いものになるようにと考えて参加しておりました。自分でも分からないことだらけの状況で人に教えるということは、大変ではありましたが、自身にもとても勉強になりました。中には私がリーダーをさせていただいた勉強会もありましたが、それも自分だけで開催することなど到底できず、同期の皆さんにも協力していただいて、先生方にも協力していただいて、やっと形にすることができました。やはり私の研修期間は周囲の人に恵まれた2年間だったと思います。
3年目となり、私は麻酔・侵襲制御医学講座に入局しました。新たな環境となり、忙しくも充実した日々を過ごしています。まだまだ医師としてはひよこですが、研修の2年間ではせっかくこのような素晴らしい賞をいただいたので、それに恥じないよう、患者さんと真摯に向き合い、探究心を忘れず、少しでも多くの患者さんを救えるような医師となれるよう頑張りたいと思います。
優秀指導医賞
不思議な気分です。“ダメダメ研修医”だった自分が『優秀指導医賞』を授与されるなんて。多数の優秀な指導医の先生がいらっしゃる当院において、“研修医の先生に選んでいただいた”というところに、恐縮するやら嬉しいやら…。『幅広い分野における基本的臨床能力を習得することを目的として、内科・外科・救急部門など様々な臨床分野での研修を実施すること』を目的として始まった新臨床研修制度が、私の専門である総合診療の目標とリンクするところが多く、研修医の先生方との接点が多かったことも一因だと思います。
なぜこのような賞をいただくことができたか?自分なりに考えてみると、おそらく“ダメダメ研修医”だったからだと思います。研修医時代の私は、何も分からず、教えを請う訳でもなく、勉強会に参加するでもなく、淡々と過ごしていました。今思うと本当に勿体なかったと後悔ばかりです。「同じ思いはして欲しくない」――その思いで研修医の先生に指導をさせていただいています。“ダメダメ研修医”だったからこそ、研修医の先生がどんなところに疑問を持ち、悩んでいるかも、少しは分かっているつもりです。
当院の研修医の先生方の実力は、間違いなく年々上がっています。もちろん、優秀な先生は毎年いらっしゃいますが、全体的なレベルがどんどんアップしていることを感じます。中には指導医の実力を優に凌駕している先生も…焦ります。焦るので勉強します。そういった良い『シナジー効果』をいただいています。そういえば、最近は2年目研修医の先生が1年目研修医の先生を熱心に教えている姿をよく見かけます。教えている先生が、先輩研修医の先生に教えられている姿も思い出されます。たくさんの『シナジー効果』の連鎖は、きっと患者さんの利益に繋がっていくと思います。そして、微力ながら、その連鎖の一助になれたことを誇らしく思います。選んでいただいた研修医の先生方、本当にありがとうございました。でも…やっぱり不思議な気分です。本当、“ダメダメ研修医”だったので。
この度は大変素晴らしい賞をいただき、まことにありがとうございました。研修医の皆さんにこのように評価していただきとても嬉しいです。医師になり25年が過ぎましたが、今までで最も思い出に残る出来事です。5年前に藤田保健衛生大学に赴任し、この3年間は救急室(ER)を中心に総合内科診療に従事してきました。各診療科専門医の皆様の多大なる協力により、救急診療とERでの研修医教育が成り立っていますことを心からお礼申し上げます。
私はポリクリで救急実習を行う医学部5年生やローテーターの初期研修医にベッドサイド教育をすることが大好きです。診断がついていない患者さんを彼らと一緒に診察します。検査の重要性をないがしろにするつもりはありませんが、最近の学生や研修医の皆さんは少し検査に頼り過ぎているように感じます。優秀な内科医によれば、診断の80%は問診で決まるとのことです。
頭痛患者の頭部CT画像を見る時、病歴からどの程度の確率でくも膜下出血を考えるかによって、CT検査の解釈は大きく異なります。40歳以上の人が1分以内に最強となる雷鳴様頭痛で来院したら、一見正常に見えるCT画像でもシルビウス裂の左右差や大脳鎌の濃度はとても気になります。すなわち私達は画像そのものを見つめているのではなく、心のなかに用意している診断(理論)との整合性を画像から読み取っているのです。十分な問診と基本的診察所見から鑑別診断が2〜3に絞りこまれていないと、検査をしても診断に戸惑うばかりです。医学知識と経験を総動員して診断を絞り込む内科診断学は、とても奥行きが深く興味深い仕事です。
世阿弥は晩年の著書『花鑑』で「老後の初心忘るべからず」と述べています。初心とは物事を習い始めた頃の未熟で失敗ばかりであったという屈辱や悔しさ、それを切り抜けるために費やした努力です。若手医師への教育を通じて何歳になっても、老境の未熟を戒め絶えず新たな自分を創造するように精進上達していきたいと思います。
One is never too old to learn.
ベッドサイドで学んだ失敗や教訓を若手医師にできるだけ多く伝えることができれば幸せです。
優秀研修医賞
私は藤田保健衛生大学を卒業後、初期臨床研修を母校である藤田保健衛生大学病院で2年間おこないました。今振り返ってみるとあっという間の2年間でしたが、その中身は大変濃く、本当に充実した毎日でした。国家試験を終え、医師として臨床研修を始めたばかりの4月頃は、病棟業務や電子カルテ、処方の仕方など初めて携わる日常診療において分からないことだらけで、毎日が不安と緊張の連続でした。しかし、幸いなことに同期の仲間に沢山恵まれたおかげで、お互い情報交換をしたり、励ましあったり、共に勉強しながら一歩ずつ前に進めたと思います。さらに、先輩や指導医の先生方も大変親切かつ熱心に指導、サポートして下さったおかげで徐々に自信も持てるようになり、より仕事の楽しさややりがいを感じることができるようになりました。
藤田保健衛生大学病院はとても規模の大きな病院で、多種多様な患者さんの症例を学べるだけではなく、多くの指導医、上級医の先生方やコメディカルの方と接することができます。研修医としてローテートする中で、大勢の先輩方から学び感じることは医師として成長していく上でとても実りあることだと思いました。
私は初期臨床研修を藤田保健衛生大学病院で修了後、地元の大学病院で眼科専攻医として働いています。初期研修とは立場も役割も異なり、まだまだ日々勉強の毎日が続きますが、藤田保健衛生大学病院で仲間と共に学び過ごした2年間は自分自身の基盤となっていると思います。私自身決して優秀な研修医ではなかったと思いますが、今回このような賞を頂けて本当にうれしく思います。これを励みに、これからも精進して参りたいと思います。
大学病院での2年の研修が終わりました。2年間の研修生活の最後に優秀研修医賞を受賞し、ひとえに、良き仲間・指導医のおかげだと思っています。この場をお借りして感謝申し上げます。
まず、私が藤田保健衛生大学病院を研修先に選んだ理由は、先進医療をおこないながらもプライマリーの分野も充実しているからです。多くの病院は先進医療かプライマリーか、どちらかを選択することになります。しかし、当院ではその両方を学ぶことができます。市民病院的な機能、大学病院としての機能の両方を兼ね備えているのです。また、電子カルテが導入されているため経過を把握することが容易で、救急外来で診た患者さんの病名や治療経過の答え合わせをすることが可能です。これは非常に勉強になりました。
しかし、研修中は大学病院で研修することに不安はがなかったわけではありません。不安の一つにコモンな疾患を診る頻度が少ないこと。この点に関しては、確かに他の病院に比べ経験数は少ないのかもしれませんが、コモンな疾患を診るときにも稀な疾患を鑑別にあげることの重要性を学ぶことができました。研修中は外の勉強会に出席することで、その不安を取り去ろうとしていました。個人的な後悔は、研修医1年目の先生たちともっと積極的に勉強できれば良かったと感じています。この後悔はいつか大学に戻った時に解消したいと思っています。
また、研修中には大きなイベントもありました。研修医2年時には、医学部小児科学:吉川先生とカナダでおこなわれた米国感染症学会への出席、医学部総合救急内科:山中先生の書記としてNHK「ドクターG」へのテレビ出演、山中先生との共著でレジデントノート2011年5月号の執筆をすることもできました。どれも非日常的な経験で非常に楽しく勉強になりました。
良き仲間に、良き指導医、大学で研修できて良かったと思います。大学で研修すること、自信をもってお薦めします。