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花粉症 ~あなたに合った花粉症対策を始めましょう~

「スギ・ヒノキ科花粉症」について

表1)スギ花粉症の年齢層別有病率
(鼻アレルギー診療ガイドライン2016年版より引用)

 花粉症は、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりの鼻症状に加えて、目の痒み、咳や咽喉のイガイガ感など様々な症状を呈します。とりわけスギ・ヒノキ科花粉症は有病率が3割(表1)に迫り、生産人口に与える影響が大きく、OTC医薬品の販促に人気アイドルが起用されるなど、社会的関心の高いアレルギー疾患です。
 2016年春のスギ・ヒノキ科花粉(以下、花粉)飛散ですが、昨年夏の気象状況や雄花の着花状況などから平年より少なくなると予測されています。加えて、エルニーニョ現象の影響で暖冬であり、降水量が多く日照が少なくなる傾向があることから、実際にはさらに少なくなる可能性が考えられます。しかし、昨年よりは多くの飛散が予測されますので油断なく準備することが大切です。(表2)

表2)2016年スギ・ヒノキ科花粉飛散予測
(日本気象協会中部支社よりデータ提供)

表3)スギ花粉の回避方法
(鼻アレルギー診療ガイドライン2016年版より引用)

予防策と治療について

 花粉症はアレルギーですので、予防方法は「花粉との接触を回避する」ことが重要になります。身近なものとしてマスクやゴーグルの着用はもちろん、帰宅後も衣服に付着した花粉の除去も重要です。その他、花粉の回避方法を表3に示しましたので、参考にしてください。
 治療は薬物療法、手術療法、アレルゲン免疫療法が挙げられます。このうち最も一般的な薬物療法では様々な薬剤が用いられるため、患者個々の状況に合わせた薬剤の選択が重要です。特に、例年症状が重い方は花粉飛散開始前より薬物療法を開始する初期療法が有効です。また、近年、スギ花粉症に対する舌下免疫療法が保険適応となったことで、アレルゲン免疫療法が再注目されています。アレルゲン免疫療法とは、アレルゲンを少量から投与することで身体を慣れさせ、アレルギー症状を和らげる治療です。完成までに根気がいりますが、スギ花粉症の治癒を期待できる治療です。興味のある方は是非、耳鼻咽喉科外来にご相談ください。

耳鼻咽喉科について

 「耳」、「鼻」、「咽喉(のど)」に加えて、唾液腺、甲状腺、気管や食道など、頭蓋底から頸部までを取り扱う非常に守備範囲の広い診療科です。また、疾患も感染症、腫瘍、末梢神経障害、アレルギーや異物など多岐にわたります。この分野には聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚、咀嚼・嚥下、音声言語や呼吸機能など、人が生きるために重要な器官と機能が集中しており、人の生活と密接している診療科です。