医療の質管理室

医療の質管理室の紹介

医療の質管理室は、病院全体で安全で質の高い患者さん中心の医療を提供するために、多職種で検討する体制を構築し、様々な部署や部門の改善活動を支援しています。

目標理念

患者さん中心の医療の質向上のため、病院機能の新たな構築、継続的なモニタリングと改善活動を全病院に展開しています。そして、臨床・教育・研究・マネジメントの4側面から支援を具体化し実施することを目標としています。

Quality Improvement指標を用いた改善活動

2022年度は院内で127指標のテーマが選定されました。問題解決QCストーリーに沿って、各部署・部門が改善活動に取り組んでいます。年度末に、優秀演題の表彰を行いました。
最優秀賞 放射線部(MRI検査室) テーマ「患者待ち時間の減少」、
優秀賞 B-4W・泌尿器科 テーマ「前立腺癌地域連携パスの実施率の向上」、
優秀賞 臨床検査部 テーマ「採血採尿センターでの待ち時間改善」

プロジェクト活動

転倒予防ワーキング
患者の活動性を制限せずに病院内での転倒を可能な限り予防することを目的に、医師・看護師・リハビリ療法士・薬剤師・施設部・医療の質管理室・安全管理室などの多職種により構成されたメンバーで取り組んでいます。
(主な活動内容)
・事例の分析、対策
・予防手順・ルールの策定、見直し
・患者・家族教育ツールの作成と普及
・職員教育の実施

倫理コンサルテーション活動

資格者一覧

資格取得者 人数
医療安全管理者 3名

クオリティマネージャ

2名
急性・重症患者看護専門看護師 1名

社会・地域貢献活動

・日本医療マネジメント学会学術集会2022「心電図モニタ装着基準作成に向けた既存データ活用の検討」山上潤一
・医療の質・安全学会学術集会2022「医療の質改善活動活性化のための部署QI活動レベル把握の試み」山上潤一
・医療情報連合大会2022「重症度、医療・看護必要度B項目を用いたクリニカルパスのバリアンス発生要因の検討」山上潤一
・日本医療マネジメント学会学術集会2022「病院の質向上を主導する院内Quality Improvement指標の質の推移」宮下照美
・医療の質・安全学会学術集会2022「Failure Mode and Effects Analysis(FMEA)手法を取り入れた生体情報モニタ業務に関する看護師アンケート調査」宮下照美
・エジプト国における病院の質向上プロジェクトEH-QIPS SEMINAR2023 in CAIRO.「医療の質看護師を中心とした多職種連携におけるQuality Improvementの取り組み」宮下照美
・日本臨床倫理学会第10回年次大会2022「Narrativeを起点として倫理コンサルテーションの在り方を考える」宮下照美