FNP室

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部門紹介

看護師として臨床経験5年以上を経て、大学院修士課程(NP教育課程)を修了した看護師です。あらかじめ作成した手順書(*1)に沿って、医師不在時には特定行為(*2)をはじめとする診療行為を行うことができます。
 
個々の患者さんの診療上および療養上のニーズを的確に把握し、倫理的かつ科学的な根拠に基づき、必要とされる相対的医行為や診療を自律的にタイムリーに提供できる看護師です。
 
当院においてはFNPとして就業するために以下の3要件を満たしていることを条件としています。
・大学院修士課程(NP教育課程)を修了
・特定行為38行為21区分のすべてを習得していることが望ましい
・日本NP教育大学院協議会が定めるNP資格認定試験合格
 ※1手順書とは
医師又は歯科医師が看護師に診療の補助を行わせるために、その指示として作成する文書であって、「看護師に診療の補助を行わせる患者の病状の範囲」、「診療の補助の内容」等が定められているものです。
※2特定行為とは
診療の補助業務であり、看護師が手順書により実践する場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされる38行為21区分です。
2015年10月1日から「特定行為に係る看護師の研修制度」が開始され保健師助産師看護師法第37条の一部改正によって、手順書によりこれらの特定行為を行う看護師に対し「特定行為研修」の受講が義務づけられています。
特定行為38行為21区分 厚生労働省ホームページ

基本方針・理念

活動理念

病院理念に基づき、多職種と協働しながら安全で良質な医療を、治療と看護双方の視点から提供することを目標に活動しています。
さらに診療看護師の認知度の向上も目指し、院内外において各学会での発表、実績報告などを中心に積極的に活動しています。

活動内容

各診療科において入院から退院までの治療に総合的に介入しています。特定行為の実施のみでなく、相対的医行為の実施、病態アセスメント、検査オーダー及び結果確認、チームコンサルテーション、カルテ入力、手術や検査の助手、病棟看護師からのコール対応など活動内容は多岐に渡ります。
さらに、当院は大学病院ということもあり、臨床のみならず教育や研究にも携わっています。
また、各診療科でのFNPの活動内容詳細については関連リンク<FNP室特設サイト>をご参照ください。

  • 内視鏡外科手術でのスコピスト

  • 手術助手として皮下縫合を実施

  • 病棟処置

  • 指導医とともに心臓超音波検査の実施

  • カテーテル検査での助手

  • 病棟での多職種カンファ

  • 看護学部学生への講義

  • 大学院生との合同勉強会

  • 病棟看護師への勉強会講師