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消化管内科

消化管内科方針

  • 患者さんの立場にたって、安全かつ最高の医療を提供できるよう努力します。
  • 消化器疾患の新たな診断法・治療法に関する臨床研究を行い、社会に貢献します。


スタッフ紹介

教授大宮 直木
柴田 知行
准教授中川 義仁
講師長坂 光夫
田原 智満
助教鎌野 俊彰
大久保 正明
小村 成臣
生野 浩和
河村 知彦
城代 康貴
大森 崇史
内堀 遥
大学院生吉田 大
堀口 徳之
前田 晃平
山田 日向
尾﨑 隼人
寺田 剛

教授紹介

患者さんの立場にたって、安全かつ最高の医療を提供できるよう努力します。

大宮 直木 教授

Naoki Ohmiya

専門・実績

日本消化器病学会専門医・指導医・財団評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員・東海支部幹事、日本内科学会認定医・指導医、日本カプセル内視鏡学会認定医・指導医・理事、日本小腸学会理事、日本消化管学会代議員、日本高齢消化器病学会評議員、日本消化器がん検診学会東海北陸支部評議員、アメリカ消化器病学会フェロー。
1988年卒業後徳洲会病院勤務、2001~2005年大学院、2007年~2008年アメリカ・バーナム研究所、2001年~名古屋大学医学部消化器内科助手、2006年~名古屋大学医学部消化器内科講師、2013年~藤田保健衛生大学消化管内科准教授、2015年~藤田保健衛生大学消化管内科主任教授。専門は消化管(特に小腸・大腸)疾患の内視鏡診断・治療、カプセル内視鏡、ピロリ菌による慢性胃炎から胃癌発生のメカニズムに関する研究、腸内細菌・糞便移植に関する研究、難治性消化管疾患の分子生物学的解明。

セールスポイント

当院は三河地方唯一の大学病院であり、三河地方のみならず名古屋市からも多くの患者さんが来院されます。救急医療にも力を入れており、消化器内視鏡の緊急検査も多数行っております。また、大学病院の本分の1つである臨床研究にも力を入れており、新しい診断法、治療法の開発に取り組み、消化管疾患で悩む患者さんに最高の医療が提供できるよう努力しております。消化管疾患で悩んでおられる患者さんはお気軽に受診下さい。

Department of Gastroenterology
We provide accurate diagnoses and medical/endoscopic treatment for various kinds of gastrointestinal disorders by effectively combining cutting-edge diagnostic modalities and our extensive experience. We also strive to improve patients’ quality of life with our advanced medical treatments.

We aim to treat:
Esophageal carcinoma, reflux esophagitis, esophageal varix, achalasia, gastric carcinoma, peptic ulcer, Helicobacter pylori-infected gastritis, gastrointestinal stromal tumor, gastric varix, gastric antral vascular ectasia, obscure gastrointestinal bleeding, small-intestinal diseases, colorectal adenoma and carcinoma, ulcerative colitis, Crohn’s disease, intestinal tuberculosis, ischemic enteritis and colitis, small- and large-intestinal diverticulosis, malignant lymphoma and other gastrointestinal tumors, gastrointestinal angiodysplasia, radiation proctitis, and others.

消化器疾患全般につき最新かつ最適な診断・治療をお届けします。

柴田 知行 教授

Tomoyuki Shibata

専門・実績

日本内科学会認定医・総合内科専門医、指導医、評議員、日本消化器病学会専門医、指導医、評議員、日本消化器内視鏡学会専門医、指導医、評議員、日本消化管学会胃腸科専門医、指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本マイクロ・ナノバブル学会評議員、日本ヘリコバクター学会H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医

セールスポイント

平成15年から当院消化器内科医として従事してきました。主に上部消化管疾患を中心に腫瘍の内視鏡治療から機能性の疾患まで幅広く対応しています。困った事があれば何でも相談して下さい。

消化管内科とは

消化管内科は咽頭、食道、胃、小腸(十二指腸、空腸、回腸)、大腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸)、肛門にいたる7~9メートルほどの消化管に発生した疾患を扱う内科の1つです。消化管は食物の消化や吸収、消化管ホルモンの分泌を行っております。また「第2の脳」と呼ばれるほど神経系が発達し、人体最大の免疫臓器としての役割も担っています。本院の消化管内科には約20名の医師が在籍し、以下の領域のエキスパートが診療を行っています。

食道

 近年ピロリ菌の感染率の低下、肥満、高齢化で胃食道逆流症が増加しています。また、それに伴い食道にバレット上皮と呼ばれる円柱上皮が発生します。我々はバレット上皮の発生機序の解明やバレット上皮から発生する腺癌の診断精度の向上を目指しています。また、早期・表在型食道癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection:ESD)を行っています。非切除症例の進行食道癌に対して化学放射線療法を行い、有効性の層別解析やバイオマーカーを探索しています。また、食道・胃静脈瘤に対する内視鏡治療も行っています。

 ピロリ菌は慢性胃炎を惹起し、胃潰瘍をはじめ胃癌や悪性リンパ腫の発生にも関与します。我々は胃腫瘍の画像強調拡大観察や顕微内視鏡(Cellvizio)を用いた診断、ESDを行っています。また、胃腫瘍や機能性ディスペプシアの発生メカニズムをピロリ菌、粘液形質、宿主遺伝子異常、遺伝子多型、DNAメチル化、non-coding RNAであるmicroRNAの点から解析しています。非切除症例の進行胃癌に対しては化学療法を行い、有効性の層別解析を行っています。
 また、当院は救急指定病院であり、救急疾患の患者さんが多数来院されます。消化管内視鏡の緊急検査も多く、胃潰瘍出血等に対する内視鏡的止血術も行っています。また、食道、胃・十二指腸狭窄に対するステント治療も行っています。

小腸

 以前は内視鏡が入らず、暗黒大陸と言われた小腸もカプセル内視鏡やバルーン内視鏡の開発のおかげで、小腸全域の内視鏡診断、内視鏡治療が可能となりました。我々は、カプセル内視鏡とダブルバルーン内視鏡・顕微内視鏡(Cellvizio)を用いて、各種小腸疾患(出血、炎症、腫瘍、医原性疾患、先天疾患)の診断、内視鏡治療(止血、腫瘍摘除、狭窄に対するバルーン拡張術、整復)を行っています。また、従来は胃切除等の手術に伴うRoux-en-Y再建術やビルロートⅡ法再建術を行うと経口内視鏡を用いた膵胆管系処置が不可能となり、経皮経肝的アプローチをせざるを得ないことが多くありました。我々は肝胆膵内科と共同で、経口的ダブルバルーン内視鏡で術後再建腸管を介する膵胆管系の内視鏡治療を行っています。

大腸

 大腸癌は食生活の欧米化などにより罹患率、死亡率とも年々増加し、2013年において男性ではがん死亡原因の第3位、女性では第1位となっています。我々は、大腸内視鏡、大腸CT、大腸カプセル内視鏡を用いて、前癌病変である腺腫や大腸癌の診断を行っています。内視鏡治療の適応決定にはリンパ節転移の可能性のある粘膜下層深部浸潤癌や癌の範囲を的確に診断することが重要で、我々は画像強調・色素拡大観察、顕微内視鏡(Cellvizio)を用いて診断しその有用性を評価しています。また、JNET(Japan NBI Expert Team)に参加し、NBI(narrow band imaging:狭帯域光観察)の統一分類の作成にも関与しました。当院では外来または入院で大腸腫瘍に対する内視鏡治療を行っており、平坦型早期大腸癌や線維化を来した大腸腺腫等に対してはESDを2012年の保険収載当初より導入し、現在までに100例を超える治療を行ってきています。研究面では大腸腫瘍に関連する宿主遺伝子異常、遺伝子多型、DNAメチル化、microRNA、腸内細菌遺伝子を解析し、大腸腫瘍の発生、進展メカニズムを解析しています。
 また、最近の人口高齢化や抗血栓薬使用の増加により、大腸憩室出血の患者さんが増加しています。当科では内視鏡的止血術に加え、高濃度バリウム充填法を行っています。また放射線科の協力で経カテーテル動脈塞栓術を行い、その有用性を評価しています。また、腸閉塞を呈するような進行大腸癌に対してはステント治療も行っています。

炎症性腸疾患(IBD)

 小腸・大腸を中心とする消化管に原因不明の炎症や潰瘍を引き起こす疾患で、広義では腸管ベーチェット病・単純性潰瘍、非特異性多発性小腸潰瘍症などが含まれ、狭義では潰瘍性大腸炎やクローン病を指します。食生活の欧米化などにより日本でも10~40歳代を中心に患者数が年々増加しています。当院は愛知県の難病指定病院であり、難病指定医を多数外来に配属させています。CT、大腸内視鏡、小腸X線検査、注腸X線検査、ダブルバルーン小腸内視鏡、パテンシーカプセルによる開通性評価・小腸カプセル内視鏡、大腸カプセル内視鏡を用いて、IBDに対し低侵襲かつ的確に診断するよう心がけています。また、治療においては従来の成分経腸栄養(エレンタール)による栄養療法、薬物治療である5ASA製剤(ペンタサ・アサコール)、ステロイド治療、アザチオプリン(イムラン)・6MP(ロイケリン)・タクロリムス(プログラフ)・シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)といった免疫調節剤、免疫抑制剤、GCAP(granulocyte apheresis:顆粒球吸着除去療法)、LCAP(leucocytapheresis:白血球除去療法)といった血球成分除去療法、抗TNF抗体製剤であるインフリキシマブ(レミケード)やアダリムマブ(ヒュミラ)による治療を多数行っています。合併症である消化管狭窄に対しては大腸内視鏡やダブルバルーン小腸内視鏡を用いたバルーン拡張術を積極的に行い、手術の回避につなげています。瘻孔合併などの手術適応症例については当院下部消化管外科の協力で、術後再狭窄の予防のために新しい手術法であるKono-S式吻合術が行われています。研究面では、クローン病や潰瘍性大腸炎、非特異性多発性小腸潰瘍症などの慢性炎症性腸疾患の病態を宿主遺伝子異常、DNAメチル化、microRNA、腸内細菌遺伝子から解明し、病態生理に即した治療法・予防法を見出すことを目標としています。

臨床研究

「蛍光造影剤(フルオレサイト注)を使用したプローブ型共焦点レーザー内視鏡(Cellvizio)の有用性の検討(UMIN 000013857)」

共焦点内視鏡はレーザー光と光学技術を使って生体組織を細胞レベルで視覚化するために新しく開発された顕微内視鏡です。この新しい画像装置はプローブ型のため、通常の内視鏡の鉗子孔を通して使用でき、接触した部分の細胞構造が把握できるほどの分解能を有します。すなわち、1,000倍に拡大された細胞のデジタル画像がコンピューター画面としてリアルタイムで表示され、生検を行なわなくても細胞構造の変化を即座に検出することができる、まさにoptical biopsyを可能にした内視鏡です。当研究室では通常の内視鏡、画像強調拡大観察等で診断困難な病変に対し、共焦点レーザー内視鏡を施行し、その有用性や安全性を評価しています。

「大腸癌1.5次検診をめざした大腸用カプセル内視鏡と大腸CTの無作為化平行群間比較試験(UMIN 000012747)」

我が国における大腸がんスクリーニングは、1次検診に便潜血検査が採用され、陽性反応が出た場合は大腸内視鏡による2次検診が行われています。しかし、1次検診受診率は35.4%(2013年)と低く、大腸内視鏡による2次検診受診率も50~60%と低いのが現状です。大腸内視鏡検査は苦痛を伴うという不安や羞恥心がその理由に挙げられます。その点、カプセル内視鏡や大腸CTは大腸がん検診受診率向上のひとつの契機になりえます。そこで、今後は、便潜血検査と大腸内視鏡の間を埋める適切な1.5次検診のデータとなる大腸用カプセル内視鏡と大腸CTの無作為化平行群間比較試験を実施しています。今後、内視鏡精度の高い日本から発信するプロジェクトとして、検診受診者さんを対象とした、大腸用カプセル内視鏡と大腸CTの腫瘍・ポリープ検出率、見落とし率や安全性、患者受容性を客観的に比較評価します。

「2種類の小腸カプセル内視鏡PillCamSB3とエンドカプセルEC-S10の病変診断能、読影時間のクロスオーバー比較研究(UMIN000020135)」

小腸カプセル内視鏡の開発により、深部小腸の病変が苦痛や放射線被曝なしで容易に診断可能となりました。ただ、小腸カプセル内視鏡には見落としがあることも指摘されています。2005年の欧州カプセル内視鏡データベースでは小腸腫瘍の18.9%、小腸血管性病変の5.9%、小腸潰瘍の0.5%は見逃されていたと報告されています。2012年のHondaらの小腸腫瘍の検討では101例中18.8%が見逃されていました。これらカプセル内視鏡の小腸病変の見落としは、腸管の前処置不良や粘膜下腫瘍などの病変性状といった被験者・病変側の要因と、カプセル内視鏡の画質・視野角、フレームレートというカプセル内視鏡自体の要因があるとされている。特に通過速度の速い十二指腸や上部空腸では見落としが多いことが指摘されています。今回の研究の目的はフレームレートの異なる現世代の2つのカプセル内視鏡を同一患者にほぼ同時に使用することで病変診断能、読影時間を比較検討します。

「糞便移植療法(fecal microbiota transplantation:FMT)の安全性・有効性・受容性の検討(UMIN000020136)」

近年の分子生物学的手法の進歩により、従来の培養検査で同定できなかった多くの腸内細菌の解析が可能となりました。健常な腸管内には偏性嫌気性菌から好気性菌まで1012個に及ぶ様々な細菌が存在し、バランスの取れた腸内細菌叢を形成していますが、クロストリジウム・ディフィシル感染症やクローン病などの腸炎患者では、この細菌叢のバランスが崩れていることが判明しています。FMTは、健常者の便から抽出した腸内細菌叢をそのまま患者の腸管内に導入することで、腸内細菌叢を正常に回復させる治療法であります。特に、抗菌薬投与に関連したクロストリジウム・ディフィシル感染症の難治例、再発例に対するFMTの有用性が欧米で多数報告されています。また、腸内細菌が病勢に影響する潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患においても有効性を示す報告がなされつつあります。ただ、投与経路、投与量、導入回数、ドナーの選定方法など、いまだ未確立な治療法であり、本邦においてFMTは数施設で臨床研究が開始されたばかりでの状況で、保険適用もされていません。今回の研究の目的はクロストリジウム・ディフィシル感染症や、クローン病や潰瘍性大腸炎に対するFMTの安全性、有効性、受容性を評価します。

「大腸用カプセル内視鏡検査におけるFICE(Flexible Spectral Imaging Color Enhancement)機能の有用性についての検討(UMIN000021125)」

大腸用カプセル内視鏡検査の読影用のRAPID®ワークステーションにインストールされているソフトウェアには、分光画像処理機能(Flexible spectral Imaging Color Enhancement:FICE)が搭載されています。これは通常光で得られた画像から被写体の分光情報を推定し、微細な色調変化を強調する機能です。今回の研究目的は大腸カプセル内視鏡読影におけるFICE機能の有用性について検討します。

「クロストリジウム・ディフィシル感染症に対する糞便移植等の治療効果に及ぼす宿主因子、高病原性株、内在性ファージの関与(UMIN000021126)」

Clostridium difficile(CD)はグラム陽性芽胞形成性偏性嫌気性菌で、下痢・腸炎を引き起こし、重症例では偽膜性大腸炎となります。CDは嫌気性菌のため酸素存在下では増殖できないが、いったん芽胞を形成すれば物理的、化学的、熱処理や乾燥に対して極めて強い耐久性を示し長期間生存できます。発症メカニズムはその芽胞が経口的に消化管内に侵入し、胃の酸性環境で生き延び、小腸で芽胞が発芽し、抗菌薬等の長期間使用により大腸内の腸内細菌叢が破綻すると大腸内でCDが増殖し偽膜性大腸炎を含む大腸炎を引き起こします。特に長期入院中の高齢者や老人ホーム入所者、酸分泌抑制剤の長期内服、臓器移植後の免疫機能低下状態、消化管手術後、炎症性腸疾患などが発症のリスク因子と言われます。特に先進国では人口高齢化とそれに伴う基礎疾患の多様化、抗菌薬等の治療薬の普及によりCD感染症は増加しており、その発症数の把握や感染管理・治療は今後益々重要となっている。近年、再発性CD感染症に対して糞便移植療法が有用であることが欧米で多数報告されています。今回の研究目的は、通常の抗菌薬治療や糞便移植療法を施行されたCD感染症を対象に国立感染症研究所、北里大学、麻布大学との多施設共同研究で宿主側因子、ディフィシル菌側因子(toxin A/B, binary toxin、PCR-ribotype、特異的バクテリオファージ(ファージ))、次世代シーケンスによる腸内細菌叢の変化を解析することで、どのような患者、菌株感染が抗菌薬に反応せず糞便移植が有効なのかを検討します。

「大腸カプセル内視鏡の有効性・安全性・受容性に関する多施設共同前向き研究(UMIN000021936)」

2014年1月の大腸カプセル内視鏡の保険承認後は各施設で様々な前処置・ブースター法が用いられていますが、日本カプセル内視鏡学会・日本消化管学会による大腸カプセル内視鏡使用調査報告書(2014年12月)によれば全大腸観察率は全国平均78%(371例/477例)と未だ低いのが現状です。また、大腸カプセル内視鏡と大腸内視鏡の所見の対比も十分検証されておらず、各施設の検査件数も現在まで多くて100例前後の状況です。そこで今回、日本カプセル内視鏡学会の支援を受けて当院を事務局として大腸カプセル内視鏡の前向き国内多施設共同研究を行い、大腸カプセル内視鏡の前処置・ブースター別の全大腸観察率を調べ、より良い前処置・ブースター法の選択につなげることを目指します。また、大腸内視鏡所見と対比をすることで大腸カプセル内視鏡の有用性を検証することを目的とする。他にも、偶発症の登録、被験者のアンケート調査も行い、安全性、受容性も検証します。

「FUSE広角内視鏡の有用性に関する臨床研究(UMIN000022162、UMIN000022169)」

現在の消化管内視鏡は正面視での観察が主流で、正面レンズの視野角は大腸内視鏡では170度、上部消化管内視鏡では140度です。この度、アメリカのENDOCHOICE社は正面に加え側面にもレンズを装着し、3面(大腸用:視野角合計330度)または2面(上部消化管用:視野角合計210度)の視野を持つ新型の広角内視鏡Full Spectrum Endoscope(FUSE)を開発しました。このFUSE広角内視鏡は屈曲部や襞裏など死角となる部位の病変検出能を向上させるために開発されたもので、日本でも2015年に発売が開始されました。今回、この新しいFUSE広角内視鏡を用いて大腸および上部消化管の病変検出能が向上するか検討します。

「難治性潰瘍性大腸炎を対象としたアドレノメデュリン製剤による医師主導治験 Phase Ⅱ」

ステロイド抵抗性潰瘍性大腸炎患者を対象としてアドレノメデュリン持続静注を実施し、有効性と安全性を検討し、至適用量を検討することを目的としています。アドレノメデュリンは1993年に宮崎大学第一内科・北村和雄教授らがヒト褐色細胞腫組織より発見した52個のアミノ酸からなる生理活性物質で、抗炎症・組織修復作用を有することが知られています。当院では宮崎大学第一内科を中心とした医師主導治験 Phase Ⅱに参加しています。

2013-7年度英文論文業績

In vivo characterization of abnormalities in small bowel diseases using probe-based confocal laser endomicroscopy.
Ohmiya N, Horiguchi N, Tahara T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Shibata T, Kuroda M.
Endosc Int Open. 2017 (in press)

Chronic enteropathy associated with SLCO2A1 gene (CEAS) - Characterization of an enteric disorder to be considered in the differential diagnosis of Crohn's disease.
Hosoe N, Ohmiya N, Hirai F, Umeno J, Esaki M, Yamagami H, Onodera K, Bamba S, Imaeda H, Yanai S, Hisamatsu T, Ogata H, Matsumoto T; CEAS atlas group.
J Crohns Colitis. 2017 (in press)

Telomere Length in Leukocyte DNA in Gastric Cancer Patients and its Association with Clinicopathological Features and Prognosis.
Tahara T, Tahara S, Horiguchi N, Kawamura T, Okubo M, Ishizuka T, Yamada H, Yoshida D, Ohmori T, Maeda K, Komura N, Ikuno H, Jodai Y, Kamano T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Tuskamoto T, Urano M, Shibata T, Kuroda M, Ohmiya N.
Anticancer Res. 2017 Apr;37(4):1997-2001.

Clinical Practice Guideline for Enteroscopy.
Yamamoto H, Ogata H, Matsumoto T, Ohmiya N, Ohtsuka K, Watanabe K, Yano T, Matsui T, Higuchi K, Nakamura T, Fujimoto K.
Dig Endosc. 2017 (in press)

Evaluations of primary lesions by endoscopy clearly distinguishes prognosis in patients with gastric cancer who receive chemotherapy.
Tahara T, Shibata T, Okubo M, Kawamura T, Horiguchi N, Yoshida D, Ishizuka T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Ohmiya N.
PLoS One. 2017 Mar 13;12(3):e0173663.

Usefulness of confocal laser endomicroscopy to diagnose ulcerative colitis-associated neoplasia.
Ohmiya N, Horiguchi N, Tahara T, Yoshida D, Yamada H, Nagasaka M, Nakagawa Y, Shibata T, Tsukamoto T, Kuroda M.
Dig Endosc. 2017 (in press)

Telomere length in the gastric mucosa after Helicobacter pylori eradication and its potential role in the gastric carcinogenesis.
Tahara T, Tahara S, Tuskamoto T, Horiguchi N, Kawamura T, Okubo M, Ishizuka T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Shibata T, Kuroda M, Ohmiya N.
Clin Exp Med. 2017

Comprehensive DNA Methylation Profiling of Inflammatory Mucosa in Ulcerative Colitis.
Tahara T, Hirata I, Nakano N, Nagasaka M, Nakagawa Y, Shibata T, Ohmiya N.
Inflamm Bowel Dis. 2017 Jan;23(1):165-173.

The effect of consuming small volumes of beer on gastric motility and the involvement of gene polymorphisms.
Shibata T, Yamashita H, Kawamura T, Jodai Y, Omori T, Sumi K, Ichikawa Y, Okubo M, Ishizuka T, Tahara T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Hirata I, Ohmiya N, Nakao M.
Biomed Res. 2016;37(5):305-310.

A Possible Link between Gastric Mucosal Atrophy and Gastric Cancer after Helicobacter pylori Eradication.
Tahara T, Shibata T, Horiguchi N, Kawamura T, Okubo M, Ishizuka T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Ohmiya N.
PLoS One. 2016 Oct 5;11(10):e0163700.

Evaluation of performance of the Omni mode for detecting video capsule endoscopy images: A multicenter randomized controlled trial.
Hosoe N, Watanabe K, Miyazaki T, Shimatani M, Wakamatsu T, Okazaki K, Esaki M, Matsumoto T, Abe T, Kanai T, Ohtsuka K, Watanabe M, Ikeda K, Tajiri H, Ohmiya N, Nakamura M, Goto H, Tsujikawa T, Ogata H.
Endosc Int Open. 2016 Aug;4(8):E878-82.

Mutation spectrum of TP53 gene predicts clinicopathological features and survival of gastric cancer.
Tahara T, Shibata T, Okamoto Y, Yamazaki J, Kawamura T, Horiguchi N, Okubo M, Nakano N, Ishizuka T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Ohmiya N.
Oncotarget. 2016 Jul 5;7(27):42252-60.

Demonstration of potential link between Helicobacter pylori related promoter CpG island methylation and telomere shortening in human gastric mucosa.
Tahara T, Shibata T, Okubo M, Kawamura T, Horiguchi N, Ishizuka T, Nakano N, Nagasaka M, Nakagawa Y, Ohmiya N.
Oncotarget. 2016 Jul 12;7(28):43989-43996.

Telomere length shortening in gastric mucosa is a field effect associated with increased risk of gastric cancer.
Tahara T, Shibata T, Kawamura T, Horiguchi N, Okubo M, Nakano N, Ishizuka T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Ohmiya N.
Virchows Arch. 2016 Jul;469(1):19-24.

Telomere length in non-neoplastic gastric mucosa and its relationship to H. pylori infection, degree of gastritis, and NSAID use.
Tahara T, Shibata T, Kawamura T, Ishizuka T, Okubo M, Nagasaka M, Nakagawa Y, Arisawa T, Ohmiya N, Hirata I.
Clin Exp Med. 2016 Feb;16(1):65-71.

Distinct Clinic-Pathological Features of Early Differentiated-Type Gastric Cancers after Helicobacter pylori Eradication.
Horiguchi N, Tahara T, Kawamura T, Okubo M, Ishizuka T, Nakagawa Y, Nagasaka M, Shibata T, Ohmiya N.
Gastroenterol Res Pract. 2016;2016:8230815.

Probe-based confocal laser endomicroscopy (pCLE) images of submucosal growth of a duodenal mucous neck cell adenoma.
Tahara T, Horiguchi N, Nagasaka M, Nakagawa Y, Tsukamoto T, Shibata T, Ohmiya N.
Endoscopy. 2016;48 Suppl 1:E19-21.

Investigation of Morphological and Functional Changes in the Small Intestine With Pancreatic Disease.
Nakamura Y, Itoh A, Kawashima H, Ohno E, Itoh Y, Hiramatsu T, Sugimoto H, Sumi H, Hayashi D, Kuwahara T, Funasaka K, Nakamura M, Miyahara R, Ohmiya N, Katano Y, Ishigami M, Shimoyama Y, Nakamura S, Goto H, Hirooka Y.
Pancreas. 2015 Nov;44(8):1352-7.

Evaluation of the clinical efficacy of colon capsule endoscopy in the detection of lesions of the colon: prospective, multicenter, open study.
Saito Y, Saito S, Oka S, Kakugawa Y, Matsumoto M, Aihara H, Watari I, Aoyama T, Nouda S, Kuramoto T, Watanabe K, Ohmiya N, Higuchi K, Goto H, Arakawa T, Tanaka S, Tajiri H.
Gastrointest Endosc. 2015 Nov;82(5):861-9.

Considerable Risk of Restenosis After Endoscopic Treatment for Hepaticojejunostomy Stricture After Living-Donor Liver Transplantation.
Kamei H, Imai H, Onishi Y, Ishihara M, Nakamura M, Kawashima H, Ishigami M, Ito A, Ohmiya N, Hirooka Y, Goto H, Ogura Y.
Transplant Proc. 2015 Oct;47(8):2493-8.

Telomere length in non-neoplastic colonic mucosa in ulcerative colitis (UC) and its relationship to the severe clinical phenotypes.
Tahara T, Shibata T, Okubo M, Kawamura T, Sumi K, Ishizuka T, Nakamura M, Nagasaka M, Nakagawa Y, Ohmiya N, Arisawa T, Hirata I.
Clin Exp Med. 2015 Aug;15(3):327-32.1.

Relationship between expression of onco-related miRNAs and the endoscopic appearance of colorectal tumors.
Nakagawa Y, Akao Y, Taniguchi K, Kamatani A, Tahara T, Kamano T, Nakano N, Komura N, Ikuno H, Ohmori T, Jodai Y, Miyata M, Nagasaka M, Shibata T, Ohmiya N, Hirata I.
Int J Mol Sci. 2015 Jan 9;16(1):1526-43.

Clinical usefulness of novel tag-less Agile patency capsule prior to capsule endoscopy for patients with suspected small bowel stenosis.
Nakamura M, Hirooka Y, Yamamura T, Miyahara R, Watanabe O, Ando T, Ohmiya N, Goto H.
Dig Endosc. 2015 Jan;27(1):61-6.

Azathioprine is essential following cyclosporine for patients with steroid-refractory ulcerative colitis.
Miyake N, Ando T, Ishiguro K, Maeda O, Watanabe O, Hirayama Y, Maeda K, Morise K, Matsushita M, Furukawa K, Funasaka K, Nakamura M, Miyahara R, Ohmiya N, Goto H.
World J Gastroenterol. 2015 Jan 7;21(1):254-61.

Association between interleukin‑1β and tumor necrosis factor‑α polymorphisms and symptoms of dyspepsia.
Tahara T, Shibata T, Okubo M, Ishizuka T, Kawamura T, Yamashita H, Nakamura M, Nakagawa Y, Nagasaka M, Arisawa T, Ohmiya N, Hirata I.
Mol Med Rep. 2015 May;11(5):3888-93.

Obscure gastrointestinal bleeding: Diagnosis and treatment.
Ohmiya N, Nakagawa Y, Nagasaka M, Tahara T, Shibata T, Nakamura M, Hirooka Y, Goto H, Hirata I.
Dig Endosc 2015; 27: 285–294 .

Double-balloon endoscopy is safe and effective for the diagnosis and treatment of small-bowel disorders: prospective multicenter study carried out by expert and non-expert endoscopists in Japan.
Yamamoto H, Yano T, Ohmiya N, Tanaka S, Tanaka S, Endo Y, Matsuda T, Matsui T, Iida M, Sugano K.
Dig Endosc. 2015 Mar;27(3):331-7.

Minimally invasive extraction of a foreign body from the small intestine using double-balloon endoscopy.
Nakamura M, Hirooka Y, Watanabe O, Yamamura T, Nagura A, Yoshimura T, Nakano A, Ando T, Ohmiya N, Goto H.
Nagoya J Med Sci. 2015 Feb;77(1-2):189-94.

Management of small-bowel polyps at double-balloon enteroscopy.
Ohmiya N, Nakamura M, Tahara T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Shibata T, Hirooka Y, Goto H, Hirata I.
Ann Transl Med. 2014 Mar;2(3):30.

DNA methylation status of epithelial-mesenchymal transition (EMT)--related genes is associated with severe clinical phenotypes in ulcerative colitis (UC).
Tahara T, Shibata T, Okubo M, Ishizuka T, Nakamura M, Nagasaka M, Nakagawa Y, Ohmiya N, Arisawa T, Hirata I.
PLoS One. 2014 Oct 10;9(10):e107947.

Classification of intestinal lymphangiectasia with protein-losing enteropathy: white villi type and non-white villi type.
Ohmiya N, Nakamura M, Yamamura T, Yamada K, Nagura A, Yoshimura T, Hirooka Y, Hirata I, Goto H.
Digestion. 2014;90(3):155-66.

Association between common genetic variants in pre-microRNAs and prognosis of advanced gastric cancer treated with chemotherapy.
Tahara T, Okubo M, Shibata T, Kawamura T, Sumi K, Ishizuka T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Arisawa T, Ohmiya N, Hirata I.
Anticancer Res. 2014 Sep;34(9):5199-204.

Change in DNA methylation patterns of SLC6A4 gene in the gastric mucosa in functional dyspepsia.
Tahara T, Shibata T, Okubo M, Sumi K, Ishizuka T, Nakamura M, Nagasaka M, Nakagawa Y, Ohmiya N, Arisawa T, Hirata I.
PLoS One. 2014 Aug 22;9(8):e105565.

Fusobacterium detected in colonic biopsy and clinicopathological features of ulcerative colitis in Japan.
Tahara T, Shibata T, Kawamura T, Okubo M, Ichikawa Y, Sumi K, Miyata M, Ishizuka T, Nakamura M, Nagasaka M, Nakagawa Y, Ohmiya N, Arisawa T, Hirata I.
Dig Dis Sci. 2015 Jan;60(1):205-10.

Risk factors of symptomatic NSAID-induced small intestinal injury and diaphragm disease.
Ishihara M, Ohmiya N, Nakamura M, Funasaka K, Miyahara R, Ohno E, Kawashima H, Itoh A, Hirooka Y, Watanabe O, Ando T, Goto H.
Aliment Pharmacol Ther. 2014 Sep;40(5):538-47.

Cowden syndrome complicated by a gastrointestinal stromal tumor.
Nakamura M, Hirooka Y, Yamamura T, Yamada K, Nagura A, Yoshimura T, Ohmiya N, Uehara K, Yoshioka Y, Nagino M, Goto H.
Dig Endosc. 2014 Sep;26(5):673-5.

A case of plummer-vinson syndrome showing rapid improvement of Dysphagia and esophageal web after two weeks of iron therapy.
Tahara T, Shibata T, Okubo M, Yoshioka D, Ishizuka T, Sumi K, Kawamura T, Nagasaka M, Nakagawa Y, Nakamura M, Arisawa T, Ohmiya N, Hirata I.
Case Rep Gastroenterol. 2014 Jun 7;8(2):211-5.

Effect of RANTES gene promoter genotypes in patients with ulcerative colitis.
Tahara T, Shibata T, Okubo M, Ishizuka T, Kawamura T, Yamashita H, Nakamura M, Nakagawa Y, Nagasaka M, Arisawa T, Ohmiya N, Hirata I.
Biomed Rep. 2014 Jul;2(4):602-606.

Heat-shock protein 70-2 BB genotype is associated with reduced risks of the steroid-dependent and refractory phenotypes of ulcerative colitis.
Tahara T, Shibata T, Okubo M, Ishizuka T, Kawamura T, Yamashita H, Nakamura M, Nakagawa Y, Nagasaka M, Arisawa T, Ohmiya N, Hirata I.
Biomed Rep. 2014 Jul;2(4):555-558.

Steroid-resistant Cronkhite-Canada syndrome successfully treated by cyclosporine and azathioprine.
Ohmiya N, Nakamura M, Yamamura T, Yamada K, Nagura A, Yoshimura T, Hirooka Y, Matsumoto T, Hirata I, Goto H.
J Clin Gastroenterol. 2014 May-Jun;48(5):463-4.

Light blue crest and ridge/villous patterns in the uninvolved gastric antrum by magnifying NBI endoscopy correlate with serum pepsinogen and gastric cancer occurrence.
Okubo M, Tahara T, Shibata T, Yonemura J, Yoshioka D, Kamiya Y, Nakamura M, Arisawaz T, Ohmiya N, Hirata I.
Hepatogastroenterology. 2014 Mar-Apr;61(130):525-8.

Downregulation of anti-oncomirs miR-143/145 cluster occurs before APC gene aberration in the development of colorectal tumors.
Kamatani A, Nakagawa Y, Akao Y, Maruyama N, Nagasaka M, Shibata T, Tahara T, Hirata I.
Med Mol Morphol. 2013 Sep;46(3):166-71.

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