脳卒中科

病棟の場所 NCU、SCU、A棟7S病棟 外来の場所 A棟1階 脳卒中科外来
Webサイト 脳卒中科Webサイト

診療内容

目標・基本理念・基本方針

目標

包括的脳卒中診療の実践・脳卒中の撲滅

基本理念

脳卒中で苦しむ患者さんに最高水準で最適な医療を提供する。

基本方針

  1. 常に研鑽し最新の知識と技術の習得に努め、安全で質の高い医療を提供する。
  2. 包括的脳卒中診療の実践と新しい診断・治療法の開発により、社会に貢献する。
  3. 脳卒中の専門家としての責任と使命を自覚し、人間性豊かな医療人を育成する。

診療科の特色・得意とする治療・高度な医療・特徴的な医療

私ども脳卒中科の使命は、大学病院という特徴をいかした包括的脳卒中センター機能の構築です。脳神経外科、脳神経内科、救急総合内科、麻酔科、放射線科、リハビリテーション科などの関連診療科との連携、多職種間のチームワークを活かしながら、地域の医療機関と協力し、最良内科治療・脳血管外科手術・脳血管内治療の的確な組み合わせによる包括的脳卒中診療を提供し、脳卒中からの生還、脳卒中の撲滅を目指します。IT を駆使したTask Calc. Strokeと言う脳卒中院内連携システムを開発、臨床応用し、来院から急性期治療開始までの時間を国内最短で行うことを目指しています。外科的治療は、直達手術および血管内治療を、いずれも高いレベルで提供し、ハイブリッドな治療を実践しているのが大きな特徴で、急性期治療のみならず、全国から難症例の紹介をいただいています。3D multifusion imaging を用いたシミュレーションによる緻密な手術計画、頭蓋内外バイパスを併用した高難度脳動脈瘤手術、直逹手術と血管内治療を組み合わせることで、それぞれの利点を生かしたハイブリッド手術を提供するなど、疾患および個々の患者さんの状況に合わせたテーラーメイドな医療を実践しています。血管内治療は、時々刻々、進化を遂げています。難治性脳動脈瘤の治療に用いる新規フローダイバーターであるFRED をはじめ、PulseRider、WEB など、施設限定、術者限定の最先端デバイスが導入され、愛知県のみならず中部地区においても随一の症例実績を重ねています。

診療実績(2022年)

項 目 件 数
脳動脈瘤の年間治療数 160
項 目 件 数
直達手術
破裂脳動脈瘤 5
未破裂脳動脈瘤 29
脳内血腫(開頭および神経内視鏡) 2
脳動静脈奇形摘出術 4
硬膜動静脈瘻遮断術 0
バイパス手術 9
頚動脈内膜剥離術 0
その他の手術 26
75
血管内手術
破裂脳動脈瘤 34
未破裂脳動脈瘤(フローダイバーター、WEB) 68
未破裂脳動脈瘤(フローダイバーター、WEB 以外) 24
脳脊髄動静脈奇形塞栓術 10
硬膜動静脈瘻治療 7
頚動脈ステント留置術 42
急性期再開通療法 29
その他の血管内手術 4
218
総手術件数 293 件