耳鼻咽喉科・頭頸部外科

病棟の場所 A棟11N病棟 外来の場所 A棟2階 耳鼻咽喉科・頭頸部外科外来
Webサイト 耳鼻咽喉科・頭頸部外科Webサイト

診療内容

主な対象疾患

耳鼻咽喉科・頭頸部外科の扱う領域、および対象疾患は非常に幅が広いですが、当科ではそのほぼすべてを対象としております。対象領域は、耳科・聴覚 、鼻科・嗅覚・アレルギー 、口腔・咽頭・味覚 、喉頭・気管・食道、 めまい・平衡覚・顔面神経、 嚥下 、音声・言語、 頭頸部外科・頭頸部腫瘍と多岐にわたります。各疾患に対する手術治療も幅広く対応しております。

耳科・聴覚・顔面神経

鼓室形成術、内視鏡下耳科手術、鼓膜チューブ挿入術、アブミ骨手術、顔面神経減荷術、先天性耳瘻管摘出術、外耳道形成術、鼓膜形成術、乳突削開術、試験的鼓室開放術、中耳根本術、内リンパ嚢開放術、聴神経腫瘍摘出術

鼻科・アレルギー

内視鏡下鼻・副鼻腔手術、鼻・副鼻腔良性腫瘍摘出術、鼻・副鼻腔悪性腫瘍摘出術、鼻中隔矯正術、鼻甲介切除術、視神経管開放術、涙嚢・鼻涙管手術、眼窩吹き抜け骨折手術、顎・顔面骨折整復術、後神経切断術

口腔・咽頭・味覚

口腔咽喉頭手術、扁桃摘出術、口蓋垂・軟口蓋形成術、舌・口腔良性腫瘍摘出術、舌・口腔悪性腫瘍摘出術、咽頭良性腫瘍摘出術、咽頭悪性腫瘍摘出術、鏡視下咽頭悪性腫瘍手術、ロボット支援下咽頭悪性腫瘍手術

喉頭・嚥下 ・音声・言語

喉頭微細手術、喉頭悪性腫瘍摘出術、鏡視下喉頭悪性腫瘍手術、ロボット支援下喉頭悪性腫瘍手術、嚥下機能改善手術、誤嚥防止手術、音声機能改善手術、喉頭形成術、喉頭截開術

頭頸部外科・頭頸部腫瘍

頸部郭清術、頭頸部腫瘍摘出術、顎下腺良性腫瘍摘出術、顎下腺悪性腫瘍摘出術、耳下腺良性腫瘍摘出術、耳下腺悪性腫瘍摘出術、甲状腺良性腫瘍摘出術、バセドウ病手術、甲状腺悪性腫瘍摘出術、内視鏡下甲状腺手術、食道異物摘出術、気管異物摘出術、気管切開術

目標・基本理念・基本方針

目標

「地域医療から世界水準の医療まで次世代の人材と医療を生み出す」をスローガンに掲げ、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の良質で心のこもった丁寧な医療を社会に提供いたします。

基本理念

地域の病院として患者さんに寄り添った対応を常に心がけると共に、大学病院の責務として最新医学の進歩のために臨床・基礎研究を重ね、さらには診療に反映させるよう努力しています。このような理念が、次世代の人材育成と世界水準の医療の提供につながると考えております。

基本方針

入院や手術が必要となる疾患においては、週2回のカンファランスにて治療方針を決定いたします。また、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がんなどのがん診療においては、再建手術を含む拡大切除、化学・放射線治療、また緩和治療、病理・画像診断などについても他科との合同カンファランスにて最適な方針を検討しています。標準治療を意識しながらも、患者さん一人ひとりの状態や諸事情に臨機応変に対応して治療方針を決定していきます。

診療科の特色

耳、鼻、口腔咽頭、喉頭、気管食道、並びに甲状腺を含む耳鼻咽喉科・頭頸部外科全般にわたり、高度な診療を提供すると同時に、地域の病院として心ある丁寧な対応も心がけています。手術は全領域可能かつ充分な実施枠を有します。また、救急疾患(気管支・食道異物、急激な気道狭窄、頸部膿瘍、めまい、鼻出血等)にも常時対応いたします。一般的な疾患から救急疾患、高度な医療まで対応し、地域医療に貢献するとともに世界水準の医療まで提供いたします。

得意とする治療・高度な医療・特徴的な医療

最新で低侵襲かつ効果の高い、内視鏡を用いた次世代治療について多くの経験を有しております。併設する「頭頸部・甲状腺内視鏡手術センター」においては、ロボット支援手術・鏡視下手術(甲状腺腫瘍、甲状腺がん、バセドウ病、および咽頭がん、喉頭がん)を、「内視鏡下耳科手術センター」では経外耳道的内視鏡下耳科手術での鼓膜形成術(接着法)、鼓室形成術やアブミ骨手術を行っています。

診療実績(2022年度)

項目 患者数
外来患者 25,212
入院患者 14,826
悪性腫瘍の新規患者 約170
項目 件数
病理組織検査 834
手術 1,419
  ※うち 手術室使用 1,056
  ※うち 悪性腫瘍手術 約250
  ※ロボット支援下手術 9
鼓室/鼓膜形成術・乳突削開術等 97
鼻茸摘出術・副鼻腔手術 115
口蓋扁桃摘出術 126
気管切開術 119
頸部郭清術 62
喉頭形成術 13
嚥下改善手術 6
唾液腺摘出手術 52
甲状腺摘出手術 31
悪性腫瘍光線力学療法 5
再建(皮弁・筋皮弁)手術 19