形成外科

病棟の場所 B棟6E病棟、B棟8病棟 外来の場所 B棟1階 形成外科外来
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診療内容

主な対象疾患

先天外表異常

口唇口蓋裂、頭蓋縫合早期癒合症、第一第二鰓弓症候群(小耳症を含む)、耳介変形、眼瞼下垂、胸郭変形(漏斗胸,鳩胸,ポーランド症候群など)、多指(趾)症、合指(趾)症、裂手症、あざ(単純性血管腫、太田母斑、扁平母斑、色素性母斑など)

外傷

顔面骨骨折、顔面軟部組織損傷、四肢軟部組織損傷(組織欠損を伴う場合など)、熱傷、化学損傷、外傷後の変形・瘢痕拘縮・ケロイド

腫瘍

皮膚・軟部組織の腫瘍(良性・悪性)、腫瘍切除後の組織欠損

その他

顎変形症(下顎前突症、上顎前突症、小顎症、顎顔面非対称などの骨格性咬合不全)、難治性皮膚潰瘍(褥瘡、放射線潰瘍、糖尿病・膠原病などに起因する皮膚潰瘍、点滴漏れなど)、顔面神経麻痺、進行性顔面半側萎縮症、陥入爪、腋臭症

目標・基本理念・基本方針

目標

患者さんの人生を明るくします。

基本理念

頼まれたことはできないと言いません。

基本方針

常に最善の方法を検討します。

診療科の特色

当科では身体表面に変形を来たす外傷や先天異常、腫瘍などの治療を行っています。それらは直接生命には関わらないものの、人の外見を左右し、社会生活に支障を与えます。体に一度ついた傷は、どんなに上手に手術をし直したとしても消すことはできません。しかし、せめてそれを患者さんご本人にとって受け入れ可能な状態にし、社会生活を営む上で障害にならないようにすることが形成外科の目標です。
当科は口唇口蓋裂をはじめとする顔面先天異常や顎変形症などに関して国内有数の症例数を誇ります。また再建外科では外科系全科と強く連携し、広範囲悪性腫瘍拡大切除後の機能的整容的再建術や、重篤な基礎疾患により治療困難な術後合併症患者の創傷管理などに対して積極的に介入しています。直接患者さんの命を救う医療ではありませんが、患者さんのQOLを高めて生きていて良かったと思ってもらえるような医療を心がけております。。

得意とする治療・高度な医療・特徴的な医療

口唇口蓋裂をはじめとする顔面先天異常や顎変形症などに関して国内有数の症例数を誇ります。救急医療においては顔面外傷や四肢重度軟部損傷などの外傷患者を積極的に受け入れ専門的な治療を行います。また再建外科として外科系全科と強く連携し、広範囲悪性腫瘍拡大切除後の機能的整容的再建術や、重篤な基礎疾患により治療困難な術後合併症患者の創傷管理などに対して積極的に介入しています。

診療実績(2022年度)

項目 件数
口唇口蓋裂形成術 146
その他の先天異常形成術 86
顔面外傷・骨折整復術 75
1)頬骨骨折 12
2)眼窩骨折 12
3)鼻骨骨折 18
4)その他 33
顎変形症に対する顎骨形成術 75
悪性腫瘍切除後再建術 86
1)頭頚部再建 有茎皮弁 8
2)頭頚部再建 遊離皮弁 10
3)頭頚部再建 その他 2
4)乳房再建 人工物 59
5)乳房再建 自家組織 7