精神科

病棟の場所 C病棟1階、地下1階 外来の場所 C病棟1階 精神科外来
Webサイト 精神科Webサイト

診療内容

主な対象疾患

うつ病、躁うつ病、統合失調症、妄想性障害、不安障害(パニック障害、社交不安障害など)、強迫性障害、解離性障害、睡眠障害、認知症、せん妄、依存症(アルコール、ギャンブル)、摂食障害

目標・基本理念・基本方針

目標

心の健康はあらゆる場面で年齢や環境を問わず、危機に曝されるようになってきています。身体の健康と違い自分自身では気づきにくいという特徴があり、思わぬ形で深刻化することが増えています。こころが不自由になることは身体の疾患で不自由になることと同様であり、重要な健康課題です。当科においてはこころと体の健康をトータルにサポートしていくことを目標として活動しております。

基本理念

「自由と愛」を基本理念とし精神疾患を持つ患者さんだけでなく、総合病院に付設の病床がある精神科として、身体疾患と精神症状を有する患者さんにも最善の治療を行えるよう努めています。

基本方針

大学病院であるため、最新の知見を即実践することができ、最も優れた精神科臨床を、診断・治療において実現供給しています。また、新しい治療法の開発として新薬の治験も積極的に進めています。疾患の原因や対処法の研究も世界トップレベルの内容を推進しています。

診療の特色

当科は総合的なメンタルケアが出来るよう、7つの外来診察室と19床の開放病棟、32床の閉鎖病棟を設置しております。閉鎖病棟では、隔離室や中央配管を設置していることにより、手術を要する患者さんの受け入れや、難治性のうつ病や統合失調症の患者さんに対する電気けいれん療法、無顆粒球症の恐れがあるクロザピンの使用など、他科のサポートを受けながら様々な状況に対し安全な対応が可能となっています。さらに、最新の治療として反復径頭蓋磁気刺激(rTMS)療法を導入しています。また、当科では精神科リハビリテーションとして精神科作業療法を行い、月曜から金曜まで外来・入院患者さんを対象として様々なプログラムを開催しており、生活技能の向上や社会復帰など個々の目標が達成できるよう取り組んでおります。

得意とする治療・高度な医療・特徴的な医療

大学病院ならではの高度な治療および専門領域(身体合併症、修正型電気けいれん療法、反復経頭蓋磁気刺激治療、クロザピン治療、リエゾン・コンサルテーション、緩和医療、臓器移植医療、睡眠障害、精神療法、認知症、職域メンタルヘルスあるいは産業精神保健など)、最先端の研究(精神遺伝学、精神薬理、睡眠障害など)、地域と連携した医療活動など。

診療実績(2022年度)

項目 患者数
うつ病 108
双極性障害 67
統合失調症 78
認知症 11
睡眠障害 114
不安障害 10
摂食障害 39
その他 55
項目 回数
mECT 625
TMS 569
項目 件数
睡眠検査  PSG 122
   簡易 2
   MSLT 21
   MWT 8
項目 患者数
全入院数 471
平均入院数 434.2
外来初診 761
外来再診 32,209
平均在院日数 32.5日
病棟稼働率 82.80%