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センター紹介

NCU

救急医療においても治療の低侵襲化は進んできており、われわれ脳神経外科の分野でも脳出血の治療に積極的に内視鏡治療が導入されています。内視鏡手術の利点は、開頭手術を要さず小さい創部から深部病変に到達でき、こと脳出血に関しては開頭手術を同等の結果が得られることです。

藤田保健衛生大学病院では内視鏡手術による脳出血治療を積極的におこなっており、2009年の一年間で、脳出血24件・脳室内出血23件をおこないました。患者さんにかかる身体的負担が少ないため、従来手術が躊躇されたご高齢の患者さんにもおこなえるため、近年高齢患者の治療機会が増えてきています。しかし患者さんがたの回復は比較的若い患者さんと比べると思わしくないことも多く、医療費の問題、寝たきり・介護の問題などと直結し、高齢化が進むわが国においてこの問題は避けて通れないものです。発症からリハビリテーション・介護の段階まで、どのような形が理想的であるか、みなさまと知恵を合わせて考えて行きたいと思っております。

CCU

私たちは名古屋周辺の中核病院とともにCCUネットワークを構築し、救急隊員に急性冠症候群トリアージ法や搬送中の管理法を教育することにより、患者搬送先の選定からCCU収容までの時間短縮に務める努力もしております。今後は、地域救急医療システムの連携強化、患者家族・医療従事者への教育活動の推進などを手がけ、地域医療に貢献したいと思っております。今後ともご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

救命ICU

高齢化の時代を迎え、増える救急車の出動件数のうち1/3は意識障害の患者が占め、その内、脳疾患は1割程度を占めます。救命救急には救急科のみならず脳神経救急、脳神経外科医のかなりのバックアップが重要な時を迎えました。脳卒中の死亡数もかなりの勢いで増え、医師のみならず救急隊、看護師、コメディカルが総力を挙げて時間と戦いながら対処せねばならない状況であります。救急関連の教育、集中治療の習得も重要な案件になっております。

GICU

藤田保健衛生大学では従来、急性冠症候群(CCU)、脳卒中(NCU)、急性重症疾患(GICU)、熱傷病床を擁し、それに1,500の巨大バックアップ病床により救急医療を行ってきていますが、さらにER診療担当講座、地域救急医療講座が開設され、まさに救急医療の総合化が図られる事となり、臨床医、救急専門医の育成にも最適の環境が整えられます。

ER

全ての救急患者さんの最初の診察を担当します。
研修医/指導医がチーム医療を行い、疾患の重症度、緊急治療の必要性を検討します。緊急治療が必要な場合は、迅速に専門医に連絡をとり、専門医による診察を要請します。平成21年度は救急車を年間5,600台、救急車以外で来院される救急患者さんを年間23,000人受け入れました。スタッフ全員で優しい医療を心がけています。

災害外傷センター

多発外傷・広範囲熱傷といった重症外傷を治療するための専門の病棟となります。複数の診療科領域にわたる患者様の治療を、最新機器を用いて治療を施します。

看護部

NCU

当院救命救急センターのNCU病棟はクモ膜下出血や脳出血、急性期脳梗塞などの脳血管疾患や頭部外傷などの急性期の患者さんが入院される病棟です。

いつもと同じように「行ってきます。」と元気に手を振って出かけたご家族が、突然の事故や意識障害などで救急搬送されて緊急手術が必要になったり、意識障害や麻痺などの後遺症を伴ってしまう場合も少なくありません。そのため、手術前後の管理や後遺症に対する援助はもちろん、時には生死をさまよう様な状態の患者さんやご家族への援助が必要になる場所でもあります。

また臓器移植にも携わっており、患者さんやご家族の意思により臓器提供を望まれる場合には、貴重な命と命のリレーのお手伝いをさせていただく事もあります。高度先進医療を行う病院として移植医療は責務であると考えています。私たちNCU病棟のスタッフは、大切な命を救い、命をつなぐために、医師や看護師だけではなく他職種と協力をしあい、笑顔で患者さんやご家族と関わることを大切に思い、日々援助を行っています。

CCU

当院CCUは心筋梗塞や心不全をはじめとした、心疾患の急性期の患者さんが入院される病棟です。心疾患は日本の死因の第2位という怖い病気です。

患者さんは主に救急車で搬送され、緊急検査や心臓カテーテルなどの治療や処置が行われます。患者さんやご家族にとっては全てが突然の事であり、不安は非常に大きいものです。私たち看護師は、自分たちの家族だったらどう思うだろうか、と常に考えながら患者さんやご家族に接する様心がけています。

先日、突然心筋梗塞を発症された患者さんが入院してこられました。足の付け根から大動脈内バルーン・パンピングやペース・メーカーといった機械を挿入し、治療されていました。病歴もなく、初めての入院という事もあり、入院時は緊張され表情もかたく、安静による苦痛や不安を訴えられていました。患者さんからお話を聞くことで、できる限り不安の軽減が図れるよう援助を行いました。2週間ほどの治療の後、患者さんは病状が安定し、「ありがとう」と言い、笑顔で一般病棟へ移って行かれました。

急性期の病棟のため、患者さんとの関わりは短期間のことが多いですが、そういった患者さんの言葉や笑顔に励まされ、短い間にも、それぞれの患者さんに合わせた看護ができるよう努めています。

GICU

GICU病棟は、救命救急センターの役割とER対応、ERからの受け入れ病棟になっています。主に心肺蘇生後脳症、重度多発外傷、急性薬物中毒、重度熱傷等の急性期および手術前後を対象とした全身管理を必要とされる患者さんが対象となっています。看護は、急激に生命的危機状態に陥った患者さんの全身管理やフィジカルアセスメントを用いた高度なアセスメントスキルを実践しています。また、患者さんと共に危機状態にある家族への支援も積極的に行い、他職種との調整や連携を図っています。
またERでは、24時間体制で1次から3次救急患者さんの受け入れを行っており、断らない救急医療を目指し、日々努力しております。初療看護や災害看護および院内コードブルー対応を行っています。

検査部

救命救急センター検査室って何するところ?

救命救急センター検査室は、昭和54年(1979年)の救命救急センター開設と同時に、センターのほぼ中央の位置にセンター入院患者さんの迅速検査実施の目的で専用検査室として併設されました。当初は規模も小さく数名の専任臨床検査技師によって血液検査や心電図検査などを行っておりましたが、現在では専任の臨床検査技師10名、臨床工学技士3名、兼任の臨床工学技士13名合わせて26名のスタッフにより、24時間365日緊急検査や医療機器の管理を行っております。所属するスタッフは、超音波検査士や体外循環技術認定士、呼吸療法認定士などの専門資格を有し高度な専門治療に貢献できるよう努力しております。

担当する業務は多岐にわたり、(1)静脈からの血液採血、(2)血液、尿、髄液など検体検査全般、(3)心電図・超音波・脳波などの生理学的検査、(4)センター内設置の医療機器(人工呼吸器など)の点検・管理・設定、(5)生命維持管理装置(補助循環や血液浄化など)の操作運転、(6)高気圧酸素治療装置の操作運転、(7)手術室内の術中緊急検体検査、術中モニタリング、人工心肺操作など多くの分野の業務を担当しチーム医療に貢献しております。救命救急センターのチーム医療スタッフとして、臨床検査技師・臨床工学技士として専門の知識・技術を提供し、今後も患者さんから信頼され、治療のお役に立てるよう尽力していきたいと考えております。

救急事務

私たち救命救急センター管理課での業務をご紹介します。当院救命救急センターは、独立採算を行っているため、業務内容は医療収入総括表作成・会計伝票作成・業務統計・機器備品購入・退院会計、そして予算・決算に至るまでほとんどすべての事務的業務を5人で行っております。また、担当医師への救命救急入院料算定可否の確認、入院患者様への健康保険・労災保険等についての説明など、業務内容は多岐に渡ります。

平成22年度よりER部門を加えた救命救急センターの発足により、病棟・ER・そして事務員の密な連携が今後必要不可欠になってきますので、当院救命救急センターが円滑に安全な医療を提供できるよう、さらに事務員一同日々精進していきたいと思っております。