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TOP  > 診療科・部門  > 移植医療支援室  > 膵臓移植について  > 合併症について(膵臓移植)

合併症について(膵臓移植)

ドナーの合併症(生体移植の場合)

膵掖瘻

膵臓を切断した断面より膵臓から分泌される膵液がお腹のなかに漏れてしまう事を言います。
お腹の中に管を入れてその膵液を体の外に出す治療を行うとほとんどの場合自然に治ります。

膵仮性のう胞

膵臓の約半分を摘出するので膵臓の断端に水のたまった袋(のう胞)が出来る事があります。
自然と治ることもありますがのう胞が大きくなる場合は外科的な治療が必要となります。

糖尿病

膵臓を約半分切除するため一般の方と比較するとどうしても糖尿病になるリスクは高くなります。
それを予防する為に当院に定期的に通院していただいて体の状態をいつでも把握させていただきます。
また、食事に気をつけて体重のコントロールを十分に行っていただきます。

腎機能障害(膵腎同時移植の場合)

手術の前の検査で1つの腎臓でも十分に機能していることを確認してから手術を行っていますが、手術を行って何年後かに腎臓の機能が悪くなるという可能性は否定することはできません。
そのため定期的に通院していただきます。

創感染

手術による影響で細菌を中心とした感染症を起こす可能性があります。

レシピエントの合併症(生体・脳死移植の場合)

血栓症

移植した臓器の静脈または動脈に血のかたまりである血栓ができて。
移植された臓器への血液の流れが悪くなったり、途絶えてしまう場合があります。血栓が出来ると移植した臓器は摘出しなければならなくなります。

膵・膀胱吻合縫合不全(生体移植の場合)

膵液を排出する為に膵臓と膀胱を吻合(縫い合わせることを吻合と言います)しますが。
その間から膵液がお腹の中に漏れだしてしまう場合があります。再手術によって吻合し直したり、自然治癒によって治ります。

拒絶反応

移植された臓器は自分のものではないので、免疫作用が働いて移植された臓器を攻撃してやっつけようとします。これを拒絶反応といいます。
それを防ぐために免疫作用を抑える薬、免疫抑制剤を一生涯飲み続けなければいけなくなります。

感染症

移植後には、移植された臓器を守るために免疫抑制剤を服用します。
その反面で、細菌やウイルスなどに抵抗する力も弱くなってしまうため、感染症にかかりやすくなります。
感染症の中でも特に問題となるのがサイトメガロウイルス感染や、真菌(カビ)感染です。
予防的に抗ウイルス性のお薬を服用します。肺炎などの重篤な感染症を合併すると免疫抑制剤の投与を減量もしくは中止しなければなりません。