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緩和ケア

緩和ケアについて

ご相談の方法

当院では、地域の医療機関の方々を対象として、緩和ケアに関する要請及び相談を行っています。緩和ケアに関してお困りのことがありましたら、担当窓口へ連絡してください。(患者さま対象の窓口ではありません)

<お問い合わせ>
受付時間     9:00~16:00(月曜日~金曜日) 9:00~11:00(土曜日)
連絡先      0562-93-2284(直通)

緩和ケアとは

がんと診断された方々は、がんそのものに対する手術や化学療法、放射線療法などの治療よるものだけではなく、がんに伴って生ずる痛み、だるさ、苦しさなどの身体問題や、不安、心配、憂うつ、不眠などのこころの問題、休職や失職に伴う種々の社会的な問題や家庭の問題、経済的な問題を抱えられて苦慮されていることが多いと思われます。緩和ケアは、このような患者さんとご家族を支え、生きることに喜びを感じ、生活の質を大切にして、少しでも自分らしい日々を送ることが出来るように支援するものです。

<WHOの緩和ケアの定義>
緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな(霊的な、魂の)問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフ(生活の質、生命の質)を改善するためのアプローチである。(2002年)

<緩和ケアの時期>
緩和ケアは、ある特定の時期に「治療」から「緩和ケア」に移行するのではなく、がんと診断された当初から治療と並行して緩和ケアを行い、末期になるに従い治療よりも緩和ケアの比重を高くすべきものです。

トータルペインとは

トータルペイントは、日本語では「全人的苦痛」と訳されます。癌の末期の患者さんには、痛みがみられるのはよく知られていますが、このような患者さんの痛みが、からだの痛みのみではないこと、同時に家族にも様々な痛みがあることが判ってきました。そのような痛みを「トータルペイン(全人的苦痛)」と言い

1)身体的痛み(痛み、日常生活動作の支障)
2)精神的痛み((不安、いらだち、恐れ、怒りなど)
3)社会的痛み((仕事・経済・家庭の問題、人間関係、遺産相続など)
4) スピリチュアルペイン(人生への問い、死生観の悩みなど)の4つに分類されます。

緩和ケアでは、患者さんと家族の苦痛をこのようなトータルペイン(全人的痛み)としてとらえ、その痛みを解消するために取り組んでいます。

患者さま・家族のみなさまへ

痛みは我慢するものではありません。痛みを我慢しないで、まずは痛みを伝えましょう。痛みの表現の仕方は、NRSという0から10までの11段階での数字で表していただくと、医療スタッフと痛みの強さを共有することが出来ます。
がんでは、病初期より痛みを感じる人もいれば、病状が進行してから初めて痛くなる人など、痛みの現れ方は患者さんによって大きく異なります。痛みを我慢すると、眠れなくなったり、食欲がなくなったり、気分が滅入ってしまうことがあります。痛みは我慢しないこと。いつ頃、どれくらいの強さの痛みがあるのかを伝えてください。また、痛みなどの症状が生活にどのような影響を及ぼしているのかを教えてください。医療スタッフが、痛みの強さを互いに共有し、うまく伝えることができるようにサポートしていきます。
がんの痛みの治療は、WHO(世界保健機関)が推奨する効果が高く安全性な治療法に基づいて行います。医療用麻薬を使うことがありますが、「モルヒネなんて最後の薬」などの誤った情報に惑わされずに、痛みと痛みの怖さから解放されましょう。

緩和ケアチーム

<緩和ケアチームの構成>
緩和ケア専門の医師(内科、泌尿器科、麻酔科、リハビリテーション科、精神科)、疼痛看護認定看護師1名を含む看護師、薬剤師、心理士、ソーシャルワーカー、栄養士、作業療法士などの各専門家と連携を取りながら、チームとして患者さんとご家族を支援します。

<緩和ケアチームの活動内容>
1.定期的な回診(入院患者さんを対象)
2.緩和ケア外来:毎週火曜日
3.患者に対する勉強会:毎週開催
4.職員に対する勉強会:随時、病棟看護師、医局に対して
5.外部講師による講演会:年3~4回開催、地域医療スタッフを含めて
6.院内がん疼痛調査:毎月1回

<チーム医療>
外来薬物療法センターや、栄養評価を行うNSTチーム、床ずれの予防・治療を行う褥瘡対策チーム、退院支援相談室、地域医療連携室、精神科リエゾンカファランスなどの病院内チームと連携して緩和ケアを提供します。
本院ではリハビリテーションにも力を入れていますが、がん患者さんに対する、より痛みの少ない動作や介助方法の指導、在宅に於ける緩和ケアに向けた家族の介護指導や家屋改修案の提示なども行っています。