
当教室は、平成元年に中澤三郎教授が開設し、平成12年4月より芳野純治教授がその後を継ぎ現在に至っています。平成16年4月からは乾和郎准教授が教授に昇進し、肝胆膵部門を統括しています。消化器疾患においては、内視鏡診断および治療を得意分野として診療を行っています。
毎週消化管系、肝胆膵系にわけて入院患者さんについての詳細なカンファランスを行い、適切な治療が行われていることを教室員全員で検討しています。
当教室では消化器疾患に関してはより専門的に、それに加えて他の内科疾患についても幅広く診ることを運営・教育の方針としています。当院において65の病床を構え、さまざまな疾患を抱える患者さんの入院をお受けできるようにつとめています。また、新患外来を火曜日(芳野純治教授)、木曜日(三好広尚講師)で担当しています。金曜日は2名、その他の曜日は3名で再診外来を行っています。
消化管領域では芳野純治教授、若林貴夫准教授、小林隆講師が、肝・胆・膵領域では乾和郎教授、三好広尚講師が中心となって診療にあたっておりますが、若手教室員はその枠にとらわれることなく幅広く研鑽をつんでいます。
消化器疾患に対する診断は各種内視鏡検査、カプセル内視鏡、X線造影検査、腹部超音波検査、超音波内視鏡検査(消化管、膵胆道領域)、MDCT(多断面再構築画像、3次元CT、バーチャルエンドスコピー)、核磁気共鳴影像法(MRI)、MRIを用いた膵胆管像(MRCP)などを実施しています。
治療では1. 内視鏡的治療:消化管ポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(胃癌、食道癌、大腸癌)、内視鏡的粘膜下層剥離術(胃癌)、食道静脈瘤硬化療法および結紮術、出血性潰瘍クリッピング、マイクロ波凝固療法などの消化管出血止血術、経皮的胃瘻造設術(PEG)、内視鏡的乳頭括約筋切開術ならびに切石術、経皮経肝胆道鏡下切石術、各種ステント挿入術(食道癌、胃癌による狭窄、悪性胆道狭窄)、2. 消化管悪性腫瘍(手術不能例)に対する化学療法、3. 体外衝撃波結石破砕療法(ESWL):胆嚢結石、胆管結石、膵石、4. 非手術的ドレナージ術:内視鏡的胆道ドレナージ、経皮経肝胆道ドレナージ等、5. C型慢性肝炎に対するインターフェロン療法などを行っています。


日本消化器病学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会指導医、日本消化器がん検診学会認定医・指導医、日本内科学会指導医として、消化器内科、内視鏡診断と治療の発展に尽くしている。専門領域:消化器内視鏡治療、消化器癌の診断と治療、炎症性腸疾患の治療。
消化器疾患の診断と治療、特に内視鏡治療に長く携わってきました。早期発見、そして楽で、効果のある治療法を行うようにしています。また、教室では食道、胃、大腸、肝、胆、膵の各々にスペシャリストがおり、最新の医療を提供できます。


肝・胆・膵疾患の画像診断、特に癌の早期診断と非手術的治療法(低侵襲治療)について臨床を中心に診療と研究を行っています。認定医としては日本内科学会、日本消化器病学会(専門医・指導医)、日本消化器内視鏡学会(専門医・指導医)、日本超音波医学会(指導医)、日本消化器がん検診学会から委嘱されています。内視鏡的乳頭切開術などによる胆石や膵石を切らずに治す、いわゆる低侵襲治療を1000件以上、経皮経肝胆道ドレナージ術による閉塞性黄疸などの治療は500件以上、肝臓癌に対して切らずに治す治療も500件以上行っています。
医療の進歩により治療法の選択が広がっていますが、自分の身内のつもりで一緒に考えることをモットーにしています。最近は、胆嚢や膵臓の病気は診断が難しいためにセカンドオピニオンを求められますが、わかりやすく説明することを心がけています。