
藤田保健衛生大学坂文種病院脳神経外科は2001年5月より常勤医2名体制で診療にあたっておりましたが、2007年4月より常勤医3人体制へと増員され、急性期脳卒中を含む24時間救急体制・手術件数の増加など、今まで以上に充実した診療が可能となりました。
脳神経外科全般の疾患に対し、診断・治療を行います。最新鋭の超伝導MRIや64列マルチCTスキャンによる高精度な診断、ニューロナビゲーションシステム支援下での顕微鏡手術や、脳血管内治療といった高度先進的かつ低侵襲治療を行います。
地域中核病院として最新鋭の治療をもって、今まで以上に地域医療の貢献に努めたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
脳腫瘍全般の治療を行います。特に、聴神経腫瘍や髄膜腫といった良性脳腫瘍の手術を多く手がけています。良性脳腫瘍は、全部摘出できれば手術で根治する事が可能ですが、頭蓋内の深部に発生することが多く、頭蓋底手術という高難度の手術テクニックが必要です。当院では、超音波メスや、ニューロナビゲーションシステム、術中神経モニタリングを用い、腫瘍に隣接した脳幹や、脳神経を傷つけることなく、腫瘍の摘出を行います。ニューロナビゲーションシステムとは、カーナビと同様に、術前の患者様の頭部MRIを地図として、手術の進行状況や腫瘍と正常脳組織との位置関係をモニターに示してくれることにより安全な手術を支援してくれる最新システムです。(図1)
従来の開頭手術に加え、切らずに治療を行う脳血管内治療に力を入れています。血管内治療とは、カテーテルを用い、血管の内側より、病変部を治療する手技です。開頭する必要はなく、局所麻酔もしくは静脈麻酔で可能なため、患者様の身体に対する負担が軽く、高齢者にも施行できる低侵襲治療です。くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤にプラチナ製コイルを留置し、動脈瘤を塞栓したり(図2)、また脳梗塞の原因となる動脈の細くなった部分を、風船つきカテーテル(バルーンカテーテル)や金属製の筒(ステント)を用いて拡張し、血液の流れを改善させます(図3)。
最近、発症3時間以内の脳梗塞において血栓を溶解させる薬剤(組織プラスミノーゲン・アクチベーター・インヒビター:t-PA)が、注目されています。この薬剤は、強力な効果が期待出来る反面、脳出血をおこす場合があり、使用できる施設が限定されています。当院では、適応のある患者様に対し、t-PAが使用可能な体制が整っています。
手のしびれや筋力低下の原因となる変形性頸椎症・頸椎椎間板ヘルニアや、足のしびれや坐骨神経痛の原因となる腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニアの手術を行います。 手術顕微鏡下に、椎間板や骨棘を摘出し、脊髄・神経の圧迫を取り除きます。頸椎疾患の場合、チタン製ケージや人工骨スペーサーを用いて固定を行い、手術後早期より歩行が可能です。
急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫に対し、緊急開頭手術を行い、救命に努めます。また高齢者の場合、慢性硬膜下血腫をおこすことがあります。この場合、頭部打撲の1?2ヶ月後に、半身麻痺や頭痛、痴呆症状が現れます。手術により治すことができます。
顔がピクピクする顔面痙攣や、顔に激痛が走る三叉神経痛は、脳血管(上小脳動脈や前下小脳動脈など)が顔面神経や三叉神経を圧迫していることが原因です。薬物治療やボツリヌス毒素注入(ボトックス)などの治療法もありますが、手術により責任血管を移動させ、神経への圧迫を取り除くことが根本治療であり、完治させることができます。
頭部CT、3D-CT、MRI、MRA、脳血管撮影
脳腫瘍、脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血、中枢性先天疾患、頭部外傷、機能的脳疾患、脊椎脊髄疾患
工事中
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