麻酔科(痛み緩和センター)

教室の特色

手術のための麻酔業務と、ペインクリニックを主体とした診療を行っている。外来での術前診療で、早めにリスクファクターを発見し、また毎日の症例検討と、毎週土曜日の週間麻酔症例検討、回診を行い、術前、術中、術後の患者把握を行っている。ペインクリニックでは、神経ブロック療法以外に東洋医学的治療(SSP通電治療、鍼治療、漢方薬使用など)、低出力レーザー光照射などの治療も行い、その他に、手掌多汗患者に胸部交感神経遮断術を施行(これまで 200例余り)。視床痛、変形性脊椎症、脊髄空洞症などに脊髄電気刺激療法を施行し、良い結果をおさめている。また、慢性の腰下肢痛患者で神経ブロック療法が有効でない症例に、仙骨裂孔より硬膜外内視鏡により洗浄と癒着剥離を行い、これまで80例を超える症例で80%の有効率を得ている。外来では、変形性脊椎症、帯状疱疹後神経痛患者が多く、1日50〜90症例が受診している。硬膜外ブロックは1日20例前後、星状神経節ブロックも20例前後施行している。外来日は、月、火、水、木、金、土の午前と平日の午後となっている。尚、待ち時間の短縮などのため、原則として予約が必要。


スタッフ紹介

  • 教 授:河西 稔(専門:麻酔学一般、ペインクリニック)
  • 准教授:洪 淳憲
  • 講 師:湯澤則子、江ア善保
  • 助 教:荒木ひろみ、吉山和代、川端真仁、大石正隆、佐野由依、篠田嘉博、加藤夏美
  • 客員講師・助教:木村尚平、熊谷幸治郎、川瀬浩美、川瀬守智、小野玲子

教授紹介

河西 稔安全確実なペインクリニックの確立を目指す

専門・実績

役職:日本麻酔学会代議員、日本麻酔学会東海・北陸地方会代議員、日本ペインクリニック学会理事、日本レーザー治療学会評議員

資格:医学博士(昭和59年、名古屋大学)、麻酔標榜医(昭和55年、2717号)、麻酔指導医・専門医(昭和57年、835号)、ペインクリニック専門医(平成6年、19960082号)、漢方専門医、スポーツドクター

専門:麻酔学一般、ペインクリニック

特殊治療:

1.各種神経ブロックの安全確実な施行法の樹立を念頭に、エックス線透視下、電気神経刺激器を用いて非常に良い成績を得ている。

2.硬膜外脊髄電気刺激療法を難治性疼痛に対して施行し、施行例数、成績は全国でトップクラスと自負している。

3.胸腔鏡下胸部交感神経遮断術を手掌多汗症、赤面症、上肢の複雑性局所疼痛症候群(CRPS)の治療として施行。手掌多汗症、赤面症は、ほぼ100%、CRPSでは70〜80%の有効率をみている。

4.修正型電気痙攣療法を抑うつ傾向が認められる慢性難治性疼痛に対して施行し70%の有効率を得ている。

5.硬膜外内視鏡を鎮痛薬、手術、通常の神経ブロックで効果が得られない難治性腰下肢痛患者に施行し、50%以上に除痛効果をみている。平成14年は全国で180例中の50例を施行した。

ワンポイントセールス

Evidence Based Medicineと共にNarrative Based Medicineを心掛けている。整形外科、神経内科、精神科を始めとした他科の協力を得ると共に、東洋医学的治療も取り入れ、臨床心理士を交えた集学的疼痛治療センターの確立を目指している。