歯科

歯科の概要

歯とお口の健康は「心と身体」の健康にもつながります。食べる、味わう、話すなどの口腔機能を維持または回復させることは、日々のQOL(生活の質)の向上に結びつきます。さらに、口腔内の清潔保持はう歯や歯周病、口臭を防ぐだけでなく、口腔機能維持や誤嚥性肺炎予防などにも大切なことです。

当科では、義歯や抜歯といった一般歯科的治療のみならず、専門的口腔ケア(病棟への訪室での口腔ケアを含む)や摂食嚥下リハビリテーションなどを行い、口腔からのアプローチにより、QOLの維持、向上に少しでも貢献できたらと考えています。また、緩和ケアにおいても人生の終末期をよりよく迎えて頂くべく、専門的口腔ケアをはじめとする歯科的アプローチを行っております。そのため、当科は基本的に当院の入院患者さんを対象として診察を行っております。

当科は2001年4月に開設され、2002年歯科衛生士の常勤化、2005年歯科衛生士の増員、2007年歯科医師の常勤化を経て、現在に至っています。歯科外来には障害者対応の歯科用ユニットを備えていますので、車いすの患者様の診療にも対応しております。また、専門的口腔ケアは歯科外来だけでなく、病棟の洗面所やベッドサイドにおいても行っております。

当科は、日本障害者歯科学会臨床経験施設であり、さらに、歯科衛生士養成校の臨地実習施設として、三重県内の3つの養成校全てにおいて見学実習を行っています。

随時、見学など受け付けております。ご連絡は、dental7marron@yahoo.co.jpまでメールにてお願いします。