内科

内科の概要

わが国は世界一の長寿国であり、人口の20%以上が高齢者という高齢化社会が急速に進んでいます。高齢者は複数の健康障害を抱えており、加齢により身体の生理的機能も低下しております。高齢者が一旦、ある疾患を発症しますと、複雑な病態を呈し、個別性をもった全身管理が必要となります。さらに、家族・社会とのかかわりのなかで社会医学的問題も重要となってきます。
一方、認知症の患者数は460万人を超え、65歳以上の高齢者の約15%が認知症を発症するとされています。高齢社会の到来とともに認知症は医療のみならず社会的にも非常に重要な問題となっております。
当藤田保健衛生大学七栗記念病院は三重県津市久居地区に位置し、農村地域に開設され、開院以来多くの地域の高齢者の診療にあたってきました。また、回復期リハビリテーションを主体としたさまざま疾患・病態によるリハビリテーション医療を積極的に実践しております。このような背景で、当院内科は以下の四つの特色をもった専門的医療を実践しております。すなわち、①急性期病床、療養型病床、リハビリ施設ならびにデイケアセンター、在宅介護支援センターなどの院内医療資源を有効・効率的に利用し、地域と密接に連携しながら、個別性に配慮した高齢者医療の実践。②専門医が地域と連携した総合的な認知症医療の実践。③高齢者に多く、胃がんの発生の原因となるピロリ菌感染胃炎の診断と治療。④当院リハビリ科、外科・緩和ケアに通院あるいは入院中の患者様の内科的合併症の管理の実践です。
上記4点の特色を持った内科専門的医療を実践するために、内科スタッフとして、日本認知症学会認定専門医・指導医等の内科医が診療にあたっております。
また、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病や軽度から中等度の肺炎等の疾患についての一般内科の外来や入院治療もおこなっています。専門的な治療が必要と判断される場合には、医療連携などを通じて、専門医療機関の御紹介も行っています。
初期の認知症の方を対象とした病状の評価、リハビリテーション、生活指導のための短期間入院を行っていることも当科の特色です。