『結核院内感染防止マニュアル』

改訂H15年5月21日

消毒
 @手指消毒 
   PVP液(術者手洗い)両手腕を水で濡らし、PVP5mlをとり、5分間もみ洗いし流水で洗い流す。更に同一手順を繰り返す。必要ならブラッシングを併用。
   石鹸共存で効力減弱。
 A手術部位の消毒
   イソジン液 原液を綿球で塗布し、これを2〜3回繰り返す。有機物(血液・膿汁等)の存在で効力減退。
 B注射部位の消毒
   消毒用エタノール・イソプロピルアルコール 綿花に本剤を侵し清拭。エタノールに対してアレルギーを示す患者には、イソプロピルアルコールを使用してみると良い。
 C皮膚・粘膜の創傷部位の消毒
   イソジン液 原液を綿球に侵し、塗布・乾燥させる。有機物(血液・膿汁等)の存在で効力減退。
 D洗浄用消毒
   イソジン50倍液 膀胱洗浄に使用する。

医療用器具の消毒
 @金属類(膿盆・ピンセット・クーパー類)
  ウオッシャーでデイスインフェクター 「ミーレ」にて処理する。
 Aゴム・プラッスチック類
  サイデックス28を使用。水洗後に本剤を1時間以上侵漬、その後水洗し乾燥させる。
  本剤は光によりより効力が著しく減弱するので必ず専用の容器に入れて使用する。
  使用過程において浮遊物があればすくいとる。コールドステリドグ(試験紙)で消毒効果を1日1回確認、使用期限は、1ヶ月を限度とする。
  室温が高くなると消毒効果の減弱が認められる事があるので注意する。
 B光学機械類:内視鏡。肛門鏡、歯科用ミラー等
  サデックスプラス28にて洗浄器処理。
 C麻酔用機器類 (Aと同じ)
 Dガラス類
  エルエイジー10液(50ml→1リッル)使用。使用方法は(Aと同じ)消毒剤は、毎日交換する。
 E電子体温計・聴診器・血圧計
  消毒用エタノール、イソプロアルコールを使用。本剤を浸したガーゼ等で清拭。体温計は、個人用にすることが望ましい。
 Fリネン類の消毒 カーテン・シーツ・枕カバー・タオル・衣類等
  1)血液・尿・便・分泌物等の汚染時:クレゾール石鹸液(30ml→1リットル)を使用。水洗後本剤に1時間浸漬。水洗時飛沫に注意。
    目に入った場合や傷口のある場合は、水で充分洗浄する。消毒後は、毎日交換する。
  2)結核菌汚染時:エルエイジ10液(50ml→1リットル)使用。使用方法は、1)に同じ。消毒剤は、毎日交換。
 G環境の消毒
  1)病室(床・壁)・廊下・テーブル等
    血液・尿・便・分泌物の汚染時:ハイター(20ml→1リットル)、消毒用エタノ−ルで清拭する。ハイターには金属腐食性があるので金属類は、使用しない。
    結核菌汚染時:エルエイジ10液(50ml→1リットル)使用。使用方法は、F−1)に同じ。消毒剤は、毎日交換する。
  2)ドアノブ・ベット柵等(金属製)
    消毒用エタノールで清拭する。毎日行なう。
  3)トイレ
   塩素系消毒薬などで洗浄後、水でよく洗い流してからクレゾール石鹸液(30ml→1リットル)を使用。
  4)手術室
   血液汚染部位のみぺぷタゴン散布、15分後拭き取る。
  5)尿器・便器
   充分に水洗した後、クレゾール石鹸液(30ml→1リットル)に1時間以上浸漬する。消毒剤は毎日交換する。尿器・便器は、個人用にするのが好ましい。
 H食器の消毒
  1)疑いのある場合、或いは検査結果の判明した場合は、直ちに病棟より食用に患者発生の連絡を入れる。
  2)食器は、デイスポーザブルの食器をしようする。デイスポーザブル食器の購入は食養でおこなう。
  3)使用済み食器、残飯等は、病室内で区別可能なビニール袋に入れて廃棄処分にする。
 Iその他廃液、喀痰等
  1) 廃液瓶にクレゾール石鹸液(30ml→1リットル)を入れておく。消毒剤は、毎日交換する。

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