グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



TOP  > LEADING PROFESSORS  > 宇山 一朗

宇山 一朗


私が専門としているのは、食道と胃の外科的治療。大学病院ですから、すでに胃がんや食道がんと診断された患者さんがこちらで手術をするために来院することがほとんどです。腹腔鏡手術は、患者さんの傷が小さく痛みが少ないことが一つのメリット。藤田保健衛生大学病院は、胃がんの腹腔鏡下手術では全国トップクラスの手術数を誇り、さらには進行胃がんについても開腹手術と変わらないレベルでリンパ節の除去をおこなっています。
現在はロボットを活用する事例も増えています。本院で内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」を取り入れたのは2008年末。翌年の2009年に1例目を手術して以来、順調に実績を重ねてきました。2013年1月には2台の操作台を備えた新型の「ダヴィンチSi」を全国に先駆けて導入しています。また、全国の医師の技術を高めることを目的に、「ダヴィンチ低侵襲手術トレーニングセンター」を本学内に設立。日本におけるロボット手術の牽引役も果たしたいと考えています。

腹腔鏡手術は、視野の範囲など限られた環境のもとでおこなう手術のため、従来の方法では医師の技術の差が明確に出ます。一方ロボットでの手術は、医療の均てん化という意味では個々の技術の格差を減らすことが可能です。大事なのは、傷口を小さく留めたうえで、その手術においてなにを達成するかという各々の目標です。高い目標であれば高性能な機器が必要となるでしょう。つまり、テクノロジーの進歩や性能は、使う医師の技量とともにあるのです。
外科の魅力は、自分で治したという実感が得られることです。もし、将来の専門について漠然としているのであれば、まずは関心のあることに目を向けてほしいと思います。そして、自分の興味を大切にしながら学んでいってほしいです。

宇山 一朗 Profile

日本における腹腔鏡手術のパイオニア。1997年に腹腔鏡による胃の全摘手術を実施。
現在は、内視鏡手術用ロボット「ダヴィンチ」を使用したロボット支援手術の技術向上と発展に取り組んでいる。