グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



TOP  > LEADING PROFESSORS  > 宇山 一朗

宇山 一朗

過去から学び、未来から学び、新しい医療を切り拓く。

学問は、lesson from the past、イノベーションや革新を生み出すためには、lesson from the future——。これは私が感銘を受けた言葉で、「過去から学び、未来から学ぶ」とは、まさに医学の在り方だと思います。その最先端を担うのがロボット手術です。私が専門としている食道と胃の外科的治療で使っているダヴィンチは、2008年の導入以来、国内屈指の実績を挙げてきました。
術者の育成を目的に「ダヴィンチ低侵襲手術トレーニングセンター」を本学内に設立したほか、新世代のダヴィンチXiを全国に先駆けて導入しました。立体映像で、十数倍まで拡大できるため、まるで患者さんの身体にいるような感覚で、細かい手術を寸分の狂いもなく正確に進めることができます。
しかし、そのロボットを操作するのは医師です。肝心なのは、いかに安全に、いかに患者さんの負担を小さくするかといった高い目標です。目標が高いほど高性能な機器が必要になるでしょう。つまりテクノロジーの進歩は、使う医師の技量とともにあるのです。そのためにも過去、外科の領域に置き変えていうなら先人が築き上げてきた解剖学や手術学、あるいは多くの症例報告論文を学ぶことが不可欠です。基本技術をひたすら磨き、その上で未来を見据えて、自分なりの工夫を見つけ出す。それが医療の発展につながり、ひいては患者さんのためになるのです。新しい世界を切り拓き、明るい未来像をつくり出すのも私たち医師の使命なのです。

宇山 一朗 Profile

日本における腹腔鏡手術のパイオニア。
1997年、日本で初めて腹腔鏡による胃全摘出術を実施。2012年からダヴィンチ低侵襲手術トレーニングセンターのセンター長を兼任。ロボット手術のけん引役として広く活躍する。