低侵襲画像診断・治療センター(放射線棟)

2012年に開設された「低侵襲画像診断・治療センター」(通称:放射線棟)は、地上6階・地下1階・総延床面積8,637㎡を有する、国内最大規模の施設です。CTやMRIをはじめ、放射線治療、核医学、血管撮影などの機器を各フロアに配置。産学協同で開発した最新型CT機器や、患者さんのニーズの高いPET-CTも完備しています。「一棟まるごと放射線診療部門」というコンセプトに、診療放射線技師・医師・看護師など、各部門のスペシャリストがこの棟に集い、医療を提供しています。

フロア構成

注目の先端機器

4DX線CT装置 Aquilion ONE™

藤田医科大学と東芝メディカルシステムズ(現キヤノンメディカルシステムズ)が共同開発したCT装置「Aquilion ONE」は、血管や臓器の3D画像撮影に「時間軸」というベクトルを加え、連続撮影を可能にした「4D」X線CT装置として、世界で初めて製品化されたものです。血液の流れや呼吸の動きが映像を見るようにわかるので、病気の診断が早くなり、医療の進歩に大いに貢献しています。

PET-CT装置 シーメンス Biograph mCT

PET-CT検査とは、放射線を出す薬を体内に投与して細胞の働きを画像として捉える、核医学検査の一つ。診断精度が高く検査時間が短いため、がんの早期発見などに役立てられています。当センターでは、64列(128スライス)CT搭載のPET-CT装置 Biograph mCTを国内で始めて導入。PET-CT関連の研究や医療の提供にいち早く取り組んでいます。