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第68回保健学セミナーのお知らせ

大学院保健学研究科 第68回保健学セミナーのお知らせ

 藤田保健衛生大学大学院 保健学研究科 保健学専攻では、6領域の大学院生が共に集まり、領域横断的に視野を広げ最新のトピックスを学ぶため、各分野の第一線で活躍されている学内外の先生や著名な研究者を講師に招聘した「保健学セミナー」を開催しています。
 今回の第68回保健学セミナーは、臨床検査学領域の企画担当で開催いたします。
演題May-Hegglin異常-遺伝子同定から臨床検査確立まで
演者岐阜医療科学大学 保健科学部 臨床検査学科 教授
國島 伸治 先生
日時平成30年5月18日(金)18:00~19:30
場所生涯教育研修センター2号館 1階 101講義室

ご講演要旨

 May-Hegglin異常は、巨大血小板、血小板減少、白血球封入体を特徴とする先天性血小板異常症です。本疾患は1909年に初めて報告されて以来、病因は不明でした。私たちはポジショナルクローニングにより原因遺伝子として非筋ミオシン重鎖IIA遺伝子のMYH9を同定し、類縁疾患と考えられていた他の先天性巨大血小板性血小板減少症の原因もMYH9異常であることを明らかにして、包括したMYH9異常症を提唱しました。MYH9異常症の診断的特徴である白血球封入体はデーレ様小体とも呼ばれ、顆粒球細胞質に1ないし数個認めますが、不明瞭であることが多く見逃すことがあります。私たちは末梢血塗抹標本を用いた非筋ミオシン重鎖IIA蛋白の免疫蛍光染色を確立し、全てのMYH9異常症顆粒球には非筋ミオシン重鎖IIA異常集積/凝集があり、局在様式とMYH9異常部位との関連性を明らかにしました。従来、May-Hegglin異常は血液学的異常のみを呈すると考えられていましたが、アルポート症状(腎炎、難聴、白内障)を合併する事があり、その発症頻度と重症度はMYH9異常部位と関連することも判りました。本講演では、May-Hegglin異常の遺伝子同定から検査診断法の確立までをお聞きいただきたいと思います。

 今回ご講演いただく國島伸治先生は、1983年に名古屋大学医療技術短期大学部衛生技術学科をご卒業後、名城病院、名古屋大学医学部第1内科、愛知県赤十字血液センターを経て2003年に国立病院機構名古屋医療センター臨床研究センター室長として活躍されました。2018年4月からは、岐阜医療科学大学保健科学部教授として着任されています。ご専門は血栓止血学で、特に巨大血小板と血小板減少を特徴とする遺伝性疾患であるMay-Hegglin 異常の原因遺伝子と病態の解明に関して世界的な業績を残されてきました。國島先生は、検査技師を経て研究の魅力に引き込まれました。ご講演では、研究への情熱や苦労話なども含め、大学院生の皆様に向けて多くのエールとアドバイスをいただけるものと思います。
 
大学院生はもとより、学部学生や教職員の皆様で関心のある方のご来聴をお待ちしております。 

     大学院保健学研究科長 金田嘉清

問合わせ:松井太衛(0562-93-2954 tmatsui@fujita-hu.ac.jp