| 手術支援ロボット訓練施設構想について(平成24年1月発信)
手術支援ロボットを用いた手術が近年注目を浴びるようになってきましたが、その最先端技術を習得した医師を育成するため、今春、ロボット手術のトレーニングセンターを設立します。
ダヴィンチSHDサージカルシステム(左写真)は、ロボット技術を用いた最先端の内視鏡手術支援システムです。本システムでは、ロボットアームによる自由度、手振れが伝わらない仕組みなどにより、従来の内視鏡手術に比較して繊細な操作が可能となります。また、術者が位置するサージョンコンソール(下写真)では3次元(3D)による立体的画像でのロボット支援下手術(以下ロボット手術)が可能になります。本邦では、2009年11月に薬事承認が取得され、翌2010年3月より販売が開始されました。2011年11月現在、約30施設で稼働しています。
本システムの優れた特色を十分に活用して、効果的にまた安全に手術を行うためには、その操作を習得するためのトレーニング及び臨床手術見学が必要となります。しかしながら現在、トレーニングに関してはジョンソン&ジョンソン株式会社の研究所施設(福島県須賀川市)のみでしか行われておりません。また、こちらの施設には、臨床施設は併設されていません。患者様の体に優しいすぐれたロボット手術の普及には、新たなトレーニングセンターの増設が急務であります。
藤田保健衛生大学病院は、先端的な医療の習得及び提供に積極的に取り組んで参りましたが、内視鏡手術に代表される低侵襲手術の分野においては日本でリーダー的役割を発揮しています。ロボット手術では、時代に先駆けて、2008年12月にダヴィンチSHDサージカルシステムを購入し、本邦随一の手術件数を誇っています。こうした点が評価され、本邦2施設目、臨床とタイアップした施設としては本邦初のダヴィンチトレーニングセンターが、本学施設内で開設される準備が進められ、先日の中日新聞の見出しで、取り上げられました。
中日新聞 http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120105145753474
我々は、ダヴィンチトレーニングセンター設立にあたり、本システムに必要な操作を習得するためだけの施設でなく、本邦におけるロボット手術の普及ならびに発展を支える中心的役割を担う施設になることを目指しており、ロボット手術の見学施設、実手技における教育センターとしても整備を進めています。
上部消化管外科
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