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平成22年度

第1回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 医療・研究に必要な要件:科学性、倫理性、信頼性 」
演者福岡大学 大学院 医学研究科 先端医療科学系専攻
臨床腫瘍学/感染症・内分泌病態生理学 教授
(福岡大学 医学部 腫瘍・血液・感染症内科 教授)
日本臨床腫瘍学会 理事長
田村 和夫 先生
日時平成22年8月27日(金)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901
座長大学院 医学研究科 血液内科学 岡本 昌隆

ご講演要旨

がんの研究、特に人を対象とする臨床研究には、まず研究を実施するに足る十分な科学的根拠が必要である。次に被験者の人権を守る倫理性が問われる。その基本は1964年のヘルシンキ宣言にはじまり、現在では厚生労働省が臨床研究ならびにそれに関連した倫理指針を出しており、それに準拠して研究することが求められる
(http://www.mhlw.go.jp/general/seido/kousei/i-kenkyu/index.html)

また、医薬品の臨床試験の実施基準も定められ(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H09/H09F03601000028.html)、医薬品を扱う臨床研究もそれに準拠しなければならない。最後に最も難しいことが、信頼のおける臨床試験を行うことである。

日本の脆弱な臨床研究体制のなかで、試験実施要項に沿って適格な症例の登録、手順通りの実施とデータの集積・入力、データクリーニングとバイアスのかからない解析・公表。これを完遂するためにはデータマネージャー、CRCなど医師や患者をサポートする体制の確立が不可欠である。

がんの診療においては侵襲性の強い検査・治療が行われる。当然、当該患者にとっては初めて受ける検査や治療であり、予測できないイベントが発生する可能性は決して少なくない。これら医療行為は、当該患者にとっては未知の効果、有害事象をかかえた臨床試験を受けるのと基本的には変わらない。したがって、がん医療を実施する際も、科学性(EBM)・倫理性・信頼性を担保したうえで十分なインフォームドコンセントのもと、検査・治療に臨むべきである。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)

第2回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 消化器がんの診療:質の向上を目指して 」
演者東京医科歯科大学 大学院 医歯学総合研究科
器官システム制御学系専攻 消化代謝病学講座
腫瘍外科学分野 教授
日本消化器外科学会 理事長
杉原 健一 先生
日時平成22年9月30日(木)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901
座長大学院 医学研究科 胆・膵外科学 宮川 秀一

ご講演要旨

我が国では1981年に悪性腫瘍(がん)が死亡率の第1位となり、その後も増加してきている。その中で、消化器がんによる死亡は過半数を占めており消化器がんの診療の質の向上が求められている。その目的の達成には、(1)消化器がん診療の現状の把握、(2)がん診療ガイドラインの普及、(3)がん診療の質の評価、が大切である。

本講演では、それらについて概説する。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)

第3回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 癌治療に必要な輸血の話 血液製剤の生い立ち 」
演者愛知県赤十字血液センター 技術部長
北折 健次郎 先生
日時平成22年11月11日(木)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901
座長大学院 医学研究科 血液内科学 恵美 宣彦

ご講演要旨

がん治療(化学療法、手術療法)において、輸血療法は大事なサポート療法でこれがなくては治療は行えない。臨床家にとって基本の知識であり、患者さんにとってその必要性については一見議論の余地がないように思えるが、果たしてそうだろうか?実際の血液製剤の生まれるまでの過程を理解することにより、限られた「資源」を有効に、効果的に、安全に、無駄の無いように使用していくために私たち医師が何をすべきなのかを考える機会にしたい。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)

第4回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 腫瘍の病理診断と病理医から臨床医へのメッセージ 」
演者滋賀県立成人病センター研究所 所長
真鍋 俊明 先生
日時平成22年12月17日(金)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901
座長大学院 医学研究科 分子病理学 松浦 晃洋

ご講演要旨

真鍋俊明先生はニューヨークのアルバートアインシュタイン医科大学で本場の病理レジデントを終えた後、ニューヨーク医科大学で准教授として病理臨床実地の研鑽を積まれ、川崎医科大学病理学教授、京都大学医学部附属病院病理診断部教授として活躍されました。2009年には日本病理学会総会会長を務められ、現在、滋賀県や広域にわたる病理診断システムの構築に取組んでおられます。病理診断過程の客観化により、診断病理学を旧来の経験則から科学的アプローチに変えた日本を代表する聡明かつ紳士的な病理学者です。

がんの適切な治療には診断が大切です。生検や手術材料の病理診断のプロセスとその内容を正しく知ることで、より適切な治療の選択が可能になります。

本セミナーでは、腫瘍の性質から病理学的特徴について概説いただき、さらに、臨床医が組織を提出する際、あるいは病理診断報告書を受け取った時に注意すべき点を「病理医から臨床医へのメッセージ」として、わかりやすく具体的に解説いただけると思います。病理を身近に感じていただく、またとない機会です。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)

第5回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 Transcription factors and nuclear cofactors in muscle wasting 」
演者The George H. A. Clowes, Jr. Professor of Surgery at
Harvard Medical School and Director of Endocrine Surgery
Per-Olof Hasselgren, MD & PhD
日時平成23年2月15日(火)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901
座長大学院 医学研究科 外科・緩和医療学 東口 高志

ご講演要旨

Per-Olof Hasselgren先生は、ハーバード大学内分泌外科講座の教授であり、骨格筋代謝の世界的権威です。20年前にシンシナティ大学で、Fischer比で有名なJE Fischer教授のもとで、肝・腸管・骨格筋axisについて共に研究に没頭した最も尊敬できる医師かつ研究者です。

筋蛋白の合成・代謝などの多分これまであまり聞いたことのない学問について最近のトピックスを含めてお話しいただきます。

是非ともこのチャンスに世界の知識を吸収してください。
よろしくお願いいたします。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)