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平成26年度

第1回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 臨床研究を行う際に知っておくべき生物統計学の基礎知識 」
演者一般社団法人 日本造血細胞移植データセンター(JDCHCT)
センター長 熱田 由子 先生
日時平成26年7月8日(火)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901講義室
座長大学院 医学研究科 血液内科学 恵美 宣彦

ご講演要旨

 臨床研究を企画したり、その結果を理解するために必要な生物統計学を説明する。現在のいわゆる標準治療は、これまでの臨床研究の積み重ねで定まっている。臨床研究は次世代の患者における、よりよい治療の開発のために必須である。臨床研究を計画する際にはもちろん、臨床研究の公表結果を理解するためにも、生物統計学の知識は必要であり、その理解を深めるためにも、また誤った理解をしないためにも有用である。

 今回は、臨床研究のなかで重要な要素である生存解析に関する解説を中心に、臨床試験方法論に関しても触れる予定である。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)

第2回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 消化管を中心とする節外性リンパ腫について 」
演者岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科
病態制御科学専攻 病理学(腫瘍病理)
教授 吉野  正 先生 (医学部長、副学長)
日時平成26年9月19日(金)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901講義室
座長大学院 医学研究科 血液内科学 岡本 昌隆

ご講演要旨

 わが国のリンパ腫は節性と節外性の発生率が拮抗し、欧米(70~80%は節性)とはかなり異なります。消化管は節外性リンパ腫の好発臓器で胃が最も頻度が高く、胃MALTリンパ腫の大半は病理発生機転にH.pylori感染が密接に関連していることが明らかとなりました。近年、われわれは十二指腸に濾胞性リンパ腫の発症頻度が高いことを報告しましたが、最近ではその診断や治療上についての問題も提議されています。今回のセミナーでは、消化管を中心に他の部位も含め節外性リンパ腫の特性について言及したいと思います。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)

第3回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 医療安全と化学療法の連携 」
演者名古屋大学医学部附属病院 医療の質・安全管理部
部長 長尾 能雅 先生 (副病院長)
日時平成26年10月21日(火)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901講義室
座長大学院 医学研究科 臨床腫瘍科 河田 健司

ご講演要旨

 医療は多職種からなるチームで遂行される。しかしチームになればなるほど、患者情報の共有が難しくなり、“情報遮断のリスク”が生まれる。結果、我が国においても年間2~5万人の医療事故死者が発生していると推計されている。化学療法の領域は早くからこの問題に気づき、対策を進め、医療安全に置ける規範的な役割を果たしてきた。医療のリスクから患者を護るにはどうすればよいか、医療安全と化学療法の連携について考える。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)

第4回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 肝細胞癌の分子病理診断と定量的病理診断 」
演者慶應義塾大学 医学部 病理学講座
教授 坂元 亨宇 先生
日時平成26年12月16日(火)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901講義室
座長大学院 医学研究科 肝・脾外科学 杉岡  篤

ご講演要旨

 肝細胞癌は、慢性肝障害から、異型結節、早期肝細胞癌、結節内結節型肝細胞癌を経て進行肝細胞癌へと多段階的に発生進展することが知られており、ヒトの多段階発癌の最もよいモデルのひとつでもある。一方で、分子生物学ならびに画像処理技術等の進歩により、癌のリスク診断、悪性度診断を、より詳細に行うことが可能になりつつある。
 本セミナーでは、分子病理診断と定量的病理診断による、肝細胞癌の発癌リスク診断、早期癌の診断、進行癌のサブクラス診断につき述べる。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)

第5回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 放射線長期被曝と臨床的影響 」
演者東北大学加齢医学研究所 臓器病態研究部門
病態臓器構築研究分野
教授 福本  学 先生
日時平成27年1月23日(金)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901講義室
座長大学院 医学研究科 分子病理学 松浦 晃洋

ご講演要旨

 第二次世界大戦中に傷痍軍人に用いられた血管造影剤、トロトラストは主にα線を放出する。投与後、肝臓に沈着し数十年して肝悪性腫瘍を発症した。解剖症例を用いて内部被ばく発がんの機構解明を行った。その発展として放射線耐性細胞株の樹立と解析を行っている。4年前の福島原発事故に際して、警戒区域内外の家畜とニホンザルの臓器アーカイブの構築と放射線の生物影響を解析している。
 本講演では、放射線生物学の面白さと難しさについて知ってもらいたい。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)

第6回 腫瘍学基盤先端セミナー

題目「 難治がん膵癌の治療成績向上に挑む 」
演者三重大学大学院 医学系研究科 肝胆膵・移植外科(第1外科)
教授 伊佐地 秀司 先生
日時平成27年 3月 4日(水)
17:30 ~ 19:00(質疑応答含む)
場所生涯教育研修センター1号館9階901講義室
座長大学院 医学研究科 外科・緩和医療学 東口 髙志

ご講演要旨

 本邦における膵癌の年間死亡数は、厚生労働省平成25年人口統計では、30,648名とついに3万人を超え、膵癌は年間の罹患数と死亡数がほぼ同数である極めて予後不良の消化器癌で難治癌の代表である。

 膵癌に対しては外科的切除が最も根治性の高い治療法であるが、診断時に切除可能な症例は全体の15~20%にすぎない。膵癌が切除の対象となる頻度が極めて低いのは、局所因子として大血管浸潤(上腸間膜静脈/門脈,上腸間膜動脈,腹腔動脈)を来たしやすい、早期に肝転移などの遠隔転移を来たしやすいことがあげられる。しかし、膵癌に対しても新規抗癌剤ゲムシタビンが登場(本邦では2001年に保険適応)し、さらにS-1やFOLFIRINOX療法に加えて、術前療法(化学療法/化学放射線療法)の導入により、着実にその治療成績は向上している。

 本講演では、膵癌に対しては切除可能性分類(resectable, borderline resectable, locally unresectable, metastatic)に従って治療戦略を立てることの重要性を述べ、治療成績向上に向けた我々の挑戦について解説する。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先 分子病理学 松浦 晃洋(2441)