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TOP  > 教員情報  > 医療科学部  > 臨床検査学科  > 松井 太衛

松井 太衛

職名教授
専攻・専門分野生物学、遺伝子検査学、血栓止血学
主な担当科目生物学I, II、基礎科学実験
自然科学情報論演習、分子遺伝学特論(大学院)など
所属学会日本動物学会、日本生化学会、日本血液学会
日本血栓止血学会(評議員)、国際血栓止血学会
日本分子生物学会、毒素シンポジウム(運営委員)


メッセージ

  • 教育目標:生物学は生命現象を科学する学問です。長年生物学を学んできて、その奥の深さを感じるとともに、面白さの発見があります。私たちは60兆個の細胞からできていると言われます。一つ一つの細胞が常にエネルギーを作り出しながら化学反応をおこない、協力して1つの個体を維持しています。考えてみると、細胞同士がどうやって連絡を取り合っているのだろうと不思議な気がしませんか?細胞は細胞から生まれ、そして死んで常に入れ替わっています。一生の間にどれだけの細胞が生まれ、どれだけ死んでいくのでしょうか?個体を維持するために多くの死が生まれている。生きているとは、死ぬとはどういうことなんだろうか?また、すべての生物は共通する基本システムのもとで成り立っていると同時に、多様性も併せ持っています。南極の氷の下から、熱水の噴出する火山の近くまで実に多様な生物が生きています。この生物の不思議さや生命現象に興味を持ってもらうこと、生命に対する慈しみを感じてもらうことで、今健康に生きている自分を愛し、大切に考えることができると思っています。同時に医療職にあっては、患者さんを含む相手をも大切に感じるようになって欲しいと思います。学生さんに対しては、実験や研究にもどんどん興味を持って欲しい。そのためには是非大学院進学も視野に入れて学んで欲しいと思います。当研究室は、大学院保健学研究科臨床検査学領域の遺伝子検査学分野を担当しており、特に血栓止血分野の基礎研究を分子生物学的手法を用いて行っています。将来大学院を目指す人にも進学相談に乗りますので、気軽に研究室に遊びに来て下さい。

  • 趣味:スポーツは下手ですがボウリングとスキーが趣味です。読書は、エッセイや小説、漫画も好きです。音楽はジャズ、特にピアノトリオが好み、その他ロック、クラシック曲も好きです。あとはお酒を飲んでワイワイ騒ぐこと。

略歴

1979年名古屋大学理学部生物学科 卒業
1985年名古屋大学大学院理学研究科生物学専攻博士課程 修了
1986年理学博士(名古屋大学)
1986年日本学術振興会特別研究員(東京工業大学理学部)
1987年藤田保健衛生大学総合医科学研究所 助手(医高分子学)
1998年藤田保健衛生大学総合医科学研究所 講師
1998年名古屋大学 非常勤講師(平成2002年まで)
2002年奈良県立医科大学 非常勤講師(輸血学)
2002年藤田保健衛生大学総合医科学研究所 助教授
2003年藤田保健衛生大学医療科学部 教授(生物学)

研究・業績

研究テーマ

当研究室では、「血小板とフォンウィルブランド因子を中心とした血栓形成機構の解明とその制御」、「ABO血液型抗原を持つ血漿タンパク質における血液型 糖鎖の生理的意義の解明」、「動物レクチンの構造と生理機能の解析」などを主テーマとして研究活動を展開しています。最近は、血小板やVWFに作用するヘビ毒由来のタンパク質を遺伝子組換えタンパク質として発現させ、検査試薬として臨床検査や基礎医学研究への応用をめざしています。

論文

  1. 松井太衛、濵子二治:pHとずり応力に感受性を持つ血漿タンパク質であるvon Willebrand因子の構造と機能. 日本血栓止血学会誌 24(1): 68-75, 2013.
  2. Fujii Y., Dohmae N., Takio K., Kawsar S.M.A., Matshumoto R., Hasan Y., Kanaly R.A., Yasumitsu H., Ogawa Y., Sugawara S., Hosono M., Nitta K., Hamako J., Matsui T., Ozeki Y.: A lectin from the mussel Mytylus galloprovincialis has a highly novel primary structure and induces glycan-mediated cytotoxicity of globotriaosylceramide-expressing lymphoma cells. J. Biol. Chem. 287(53): 44772-44783, 2012.
  3. Yamamoto-Suzuki Y., Sakurai Y., Fujimura Y., Matsumoto M., Hamako J., Kokubo T., Kitagawa H., Kawsar S.M.A., Fujii Y., Ozeki Y., Matsushita F., Matsui T.: Identification and recombinant analysis of botrocetin-2, a snake venom cofactor for von Willebrand factor-induced platelet agglutination. Biochemistry 51: 5329-5338, 2012.
  4. Akiyama H., Endo M., Matsui T., Katsuda I., Emi N., Kawamoto Y., Koike T., Beppu H.: Agaritine from Agaricus blazei Murrill induces apoptosis in the leukemic cell line U937. Biochim. Biophys. Acta 1810 (5): 519-525, 2011.
  5. Endo M., Hidehiko Beppu H., Akiyama H., Wakamatsu K., Ito S., Kawamoto Y., Shimpo K., Sumiya T., Koike T., Matsui T.: Agaritine purified from Agaricus blazei Murrill exerts anti-tumor activity against leukemic cells. Biochim. Biophys. Acta, 1800(7): 669-673, 2010.
  6. Matsui T., Hamako J., Titani, K. Structure and function of snake venom proteins affecting platelet plug formation (review). Toxin,2:10-23, 2010.
  7. Hiura H., Matsui T., Fujimura Y., et al.: Proteolytic fragmentation and sugar chains of plasma ADAMTS13 purified by a conformation-dependent monoclonal antibody. J. Biochem. 148(4):403-411, 2010.
  8. 松井太衛:血栓形成の制御機構を研究する生物学教室. Medical Technology Vol.36 (9) 986-987, 2008.
  9. Matsui T., Hamako J., Titani K.: Structures and potential roles of oligosaccharides in human coagulation factors and von Willebrand factor. In: Tanaka K. and Davie E. W. eds. Recent Advances in Thrombosis and Hemostasis 2008, Springer Japan (Tokyo), 483-503, 2008.
  10. Hamako J., Suzuki Y., Hayashi N., Kimura M., Ozeki Y. Hashimoto K., Matsui T.: Amino acid sequence and characterization of C-type lectin purified from the snake venom of Crotalus ruber. Comparative Biochemistry and Physiology Part B 146(3): 299-306, 2007.

その他

研究成果は、日本血栓止血学会や生化学会、日本臨床検査学教育学会などで発表し、学術論文として公表しています。研究室のHPは作成中です。奈良医大の輸血部HP(http://www.naramed-u.ac.jp/~trans/)にもスタッフとして紹介されています。