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2018年度 アセンブリ講演会2(5月7日)


2018年5月7日(月)
アセンブリ講演会2
 医の原点 ~生と死を見つめる在宅ホスピスケアの現場から~
              中島 一光 先生

いきいき在宅クリニック
中島 一光先生

≪ご略歴≫
1985年 名古屋大学医学部を卒業後、名古屋掖済会病院で研修。 その後、様々な 病院や企業の診療所で多くの経験を積まれる。
1998年 米国テキサス州ベイラー医科大学に留学。
2000年 国立長寿医療研究センターに赴任。
2012年 在宅医療の推進を使命として同センターを退職し、横浜の「めぐみ在宅クリニック」につづき、東京の「医療法人パリアン、クリニック川越」で在宅ホスピスケアを学ぶ。
2014年 愛知県大 府市に「いきいき在宅クリニック」を開設し、大府市、東海市、 知多市、 東浦町エリアを中心に在宅医療を展開している。

専門分野:高齢者の呼吸器疾患/人生の最終段階の医療/在宅ホスピスケア
所属学会:日本内科学会(認定内科医、元指導医)/日本呼吸器病学会
    (専門医、指導医)日本老年医学会/日本緩和医療学会
     日本在宅医学会/ 日本在宅医療学会など

≪講演内容≫
中島先生には、自宅での看取りも実践している在宅医の立場から「医の原点」についてご講演を頂きました。また、在宅医療には薬剤師やケアマネジャー、介護ヘルパーや行政などの専門職連携が重要であることから、お互いにそれぞれの立場を理解し助け合うことの大切さもお話し頂きました。
【学生の感想】  医療科学部科学部・臨床検査学科1年生
<この講演でよく分かったこと>
今回の講演を聞いて、私もいつかは医療チームの担い手となる者として、患者の意志を尊重し、なるべく患者の意志をくみとれるような選択ができる医療チームの一員になりたいと思いました。本人にとっての最善と、その家族にとっての最善が決して一致するものではないことがあるということも分かりました。「患者さんの幸せとは何か?」を常に考えて、病院では難しいと思われることでも在宅医療では叶えられるようにしていること、また、今後の病院と在宅医療のあり方についても考えられていることも、今回の講演を聞いて分かりました。

<あなたが一番印象に残ったこと>
チーム医療では、一人の患者さんに対して何人もの医療従事者がしっかりコミュニケーションをとって話し合い、最大限患者の希望に沿うことができるようなチーム医療を形成していかなければならないと思いました。病院にはできないことがホスピスではできることにも少し魅力を感じました。将来の医療を考慮するにあたって病院とホスピスのより深い協力が必要だと感じました。何より「治すことが全てではない」ということが分かりました。