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所属部署


創薬・診断薬研究拠点準備室

準備室長: 杉原一廣

創薬・診断薬研究拠点のミッション
将来設置される創薬・診断薬研究拠点センターの準備室として設置されました。ミッションは、藤田医科大学の有する臨床や研究機能を結集すると共に、国内外の企業や研究機関、公的機関と密接に連携・協力することで、創薬・診断薬の分野で先駆的な研究・開発を進めること。そして、藤田医科大学より世界に向けて成果を発信し、社会に貢献することであります。

プロジェクト
将来を見据えた多くのプラットホームを持っており、創薬・診断薬開発が進行中です。
⑴ 創薬分野:ペプチド創薬(図1,2)
疾患特異的な分子を標的とし、疾患細胞内に取り込まれた(インターナリゼーション)のち、エンドソームを破壊して薬剤が細胞質に広がり標的オーガンを確実に攻撃し、薬理作用を発揮する新規中分子薬剤の実用化を進めています。

開発コンセプト
・アンメッド・メディカル・ニーズに対する医薬品開発
いまだ有効な治療方法がない疾患に対する医療ニーズに着眼し、悩める多くの患者様に健康な生活を取り戻していただくため、革新的な新薬創出に挑戦しています。
・First-in-class(画期的医薬品)
新規性・有用性が高く、化学構造も従来の医薬品と基本骨格から異なり、従来の治療体系を大幅に変えるような独創的医薬品、特に画期的新薬(ピカ新)の薬剤開発を進めています。

開発中の薬剤
① 子宮内膜症の治癒を目指した創薬
② がんに対する中分子創薬 
③ Drug Delivery System(DDS)型がん治療薬

⑵ 診断薬分野(図3)
開発コンセプト
・コンパニオン診断
・先制医療
・超早期診断

開発中の診断薬
がんを発症していない健常な方でも1日に1,000〜10,000個のがん細胞が発生すると考えられています。血液や尿を用いて健常者、がん患者様の病期と相関したがん細胞数を同定する診断薬と診断法を開発中です。

⑶ 高度生殖医療分野
開発コンセプト 少子化対策
開発中の薬剤 精子の情報伝達系を活性化し、精子の運動率、受精率、さらに胚盤胞への到達率を向上し多くの挙児希望の患者様に貢献できる薬剤を開発済です。この薬剤は、高度生殖医療・生殖補助医療:ARTの成績を改善できると共に、家畜の生産効率の向上や動物種の保存など、広範囲に適応があります。