医学セミナー第100回記念講演(第25回特別講演)

 

  題目:「タンパク質GPIアンカーの

                        生物学と医学」

   演者:大阪大学微生物病研究所 所長
      木下 タロウ 教授

  日時: 平成18年7月5日(水)
      午後4時30分〜5時30分

  場所: 医学部一号館3F、317号室

  座長: 浅野 喜造 先生

 

 GPIアンカーは真核細胞と一部の古細菌に存在する糖脂質で、多くの膜蛋白質の膜結合に必要な物質です。木下タロウ教授は、GPIアンカーが夜間血色素尿症の原因であることを発見され世界的に注目されました。また、GPIアンカーの生合成系遺伝子の解析とその臨床的意義の解析など、GPIアンカーの生物学的、医学的な役割を一貫として研究されてきました。
 さらに近年、感染現象においてGPIアンカーが病原体と宿主の両側で重要な働きをしていると考えられています。先生はアフリカ睡眠病の病原体である睡眠病トリパノソーマや抗酸菌感染にGPIアンカーが如何に関与しているか解析され、非常に興味深いお話をしていただけると思います。大学院学生、若手医師、教職員、病院スタッフの参加を歓迎いたします。

 

世話人: 小児科学教室 浅野喜造(2367)

     微生物学教室 辻 孝雄(2432)