第71回医学セミナー(第9回退任記念講演)
題目:「樹状細胞と共に」

演者:総合医科学研究所病態細胞学
    教授 社本 幹博 先生

日時:平成16年3月3日(水)
    午後4時30分〜5時30分

場所:医学部1号館3階317号室

座長:第二病理学教室
    教授  松浦 晃洋 先生
 若い頃、真夜中にLetterer-Siwe病の病理解剖を一人で行ってから、
HistiocytosisXと言われて疾患群に非常な興味を覚えたことが発端となり、
その後Langerhans細胞の研究に没頭することとなった。
 現在、骨髄起源の樹状細胞は免疫担当細胞として主体にとって極めて
重要な役割を果たしている細胞であり注目を集めている。
 Birbeck顆粒を有するこの細胞といわゆるInterdigitating cellと呼ばれて
いる細胞との異同、Langerhans細胞の生体内での役割・分布・移動など
について、人体材料、実験動物を用いたアレルギー反応をはじめ幾多の
研究成果を報告したい。
 また、Langerhans細胞の増殖性疾患であるLangerhans細胞組織球症
(HistiocytosisX)、皮膚病性リンパ節症についても言及したい。
 これら樹状細胞が癌治療に有効であることも判明し、国内外で多くの
研究がなされ始めている。今後の展望についても述べる予定である。
世話人 小児科学教室 浅野 喜造 内線(2367)
微生物学教室 辻   孝雄 内線(2432)