第79回医学セミナー(第17回特別講演)
題目:「インフルエンザについて
     (特にトリインフルエンザ)」

演者:北海道大学大学院獣医学研究科
    疾病制御学講座 微生物学教室
     教授 喜田 宏 先生

日時:平成16年11月24日(水)
    午後4時30分〜5時30分

場所:医学部1号館3階317号室

座長:谷口 孝喜 先生
世話人 小児科学教室 浅野 喜造 内線(2367)
微生物学教室 辻   孝雄 内線(2432)
 ここ数年、次から次と新たな感染症の流行があった。狂牛病、SARS、
そしてトリインフルエンザといった具合である。それらの流行に伴い、
感染症に対する世間の関心は一挙に高まり、流行の沈静化とともに、
それは、消えていく。こうしたいわゆる新興感染症の多くは人畜感染症
であり、その防疫体制は複雑となり、実生活では、牛肉が危ない、
鶏肉が危ないといったパニックが起こる。今回の医学セミナーでは、
この人畜感染症、とくにトリインフルエンザの研究者として著名な北大
獣医学部長の喜田宏博士に、インフルエンザウイルスの生態について
お話をいただく。
 本年1月に、山口県、大分県そして京都府で、わが国では79年ぶりに
発生したトリインフルエンザの流行は、記憶に新しい。
 これまでのヒトでのインフルエンザの大流行では、ヒトインフルエンザ
ウィルスとトリインフルエンザウイルスとの間での遺伝子分節の再集合が
関係していたが、今回のケースはトリインフルエンザウイルス(抗原型:
H5N1)そのものが、変異を起こしてヒトへの病原性を獲得するかが問題
であった。喜田博士は20年以上にわたり、トリインフルエンザウイルスの
研究にあたり、その生態と病原性の分子基盤の解明にあたってきた。
 また、今回のトリインフルエンザの発生以前から、高病原性鳥インフル
エンザの防疫マニュアルを作成しており、現在農水省家禽疾病症委員会
委員長として、行政の面からもご活躍中である。
 インフルエンザの基礎から予防にいたる、幅広いお話をいただけるもの
とおもいます。多くの学部学生、大学院生、教員の本セミナーへの
参加をお願いいたします。
戻る
喜田宏先生