第116回 医学セミナー(特別講演36回)
題目: 「赤痢菌もモデルにした腸管病原細菌の粘膜バリアー感染戦略」  
演者: 東京大学医 科学研究所 感染免疫部門教授
笹川 千尋 先生
日時: 平成19年11月1日(木)
午後5時15分〜6時45分
場所: 生涯教育研修センター 1号館 9階 901講義室
座長: 辻 孝雄 先生
 病原細菌の多くは粘膜上皮を足場として感染し、局所あるいは 全身で増殖しさまざまな疾患を引き起こします。赤痢菌をはじめ 腸管病原細菌の多くは、III型分泌装置を有しており、それを通じ て一連のエフェクターを宿主へ分泌します。一方、宿主粘膜には 上皮細胞バリアーと粘膜バリアーを主体とする生体防御機構が構 築されており、微生物の侵入を阻止します。しかし病原菌はこれ を巧みに回避・抑制して粘膜上皮へ感染・定着することが出来ます。  笹川先生は、赤痢菌の感染機構の解析でNature, Scienceなどに 発表され、数多くの有名は研究をされてきました。今回、赤痢菌を 例にして、病原細菌の粘膜感染に示す高度に進化した感染システム を紹介されます。  大変興味あるお話をして頂けると思います。是非多くの先生方や 学生の方々の来場をお待ちしております。
世話人・連絡先
小児科学教室 浅野 喜造(2367)
微生物学教室 辻 孝雄(2432)