第129回 医学セミナー(特別講演45回)
題目: 「ショウジョウバエの生殖細胞形成機構 - 生殖細胞の性決定と生殖幹細胞の形成機構を中心に -」  
演者: 自然科学研究機構 基礎生物学研究所 発生遺伝学研究部門教授
小林 悟 先生
日時: 平成20年10月30日(木)
午後5時15分〜6時45分
場所: 生涯教育研修センター 1号館 9階 901講義室
座長: 臼田 信光 先生

 小林悟先生は、ショウジョウバエを材料として生殖細胞形成機構を研究され、特に、極細胞を生殖細胞に分化させるように決定する Nanos タンパク質等の母性因子の研究で名高いこの分野での世界の第一人者です。ショウジョウバエは遺伝の仕組みが最も詳しく研究されている生物で、哺乳類のモデルとして、その研究は生殖・再生医療の基盤として注目を集めています。本学におきましては客員教授として、医学部1年生の発生学講義にご尽力いただいています。御研究内容は先生の言葉をお借りすると、

「一寸の虫にも生殖細胞がある。次代に生命を残すためには卵や精子などの生殖細胞が必要である。一方,体細胞と呼ばれる細胞は,筋肉や神経などの体のパーツを作り上げ,個体の生存を支えている。しかし,体細胞はやがて個体の死とともにその役割を終えてしまう。このように運命が大きく異なる生殖細胞と体細胞は,1つの受精卵の細胞分裂により生み出された姉妹同士である。では,どのように生殖細胞への発生運命が決定されるのか?それを解明するのが私たちの課題である。」

 特に大学院生諸君にとっては、先端的な内容と研究方法が参考になると同時に、独創的な研究をするにはどうしたら良いかについて示唆をいただける事が大いにあると思います。皆様のご参加をお待ちしております。

なお、詳しくは小林 悟先生のホームページをご覧ください。

http://www.nibb.ac.jp/sections/kobayashi.html

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先
小児科学教室 浅野 喜造(2367)
微生物学教室 辻 孝雄(2432)