第140回 医学セミナー(特別講演51回)
題目: 「C型肝炎ウイルスの増殖に関与する宿主因子」
演者: 大阪大学 微生物病研究所 感染機構研究部門 分子ウイルス分野 教授
松浦 善治 先生
日時: 平成21年10月23日(金)
午後5時15分〜6時45分
場所: 生涯教育研修センター 1号館 9階 901講義室
座長: 谷口 孝喜 先生

 C型肝炎ウイルス (HCV)感染者は、我が国に200万人存在する。HCVに感染すると高率に慢性化し、肝硬変、そして肝癌へと移行する。しかし、患者血清からHCVを分離可能な培養系はなく、感受性を示す実験動物はチンパンジー以外にないことから、C型肝炎の予防および治療法の開発は困難を極めている。松浦先生は、HCVの増殖、宿主免疫監視機構からの回避、および病原性発現の分子機構を解析し、各ステップに関与する宿主因子をターゲットとした新しい治療法の開発を目指して研究を進めている。

 本講演では、HCVのコア蛋白質とゲノムの複製複合体を構成するNS5A蛋白質と特異的に相互作用する宿主因子を解析し、HCVの増殖や病原性発現における役割についてお話いただきます。

 多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先
小児科学教室 浅野 喜造(2367)
微生物学教室 辻 孝雄(2432)