第145回 医学セミナー(特別講演54回)
題目: 「ヘルペスウイルスの病原性発現機構」
演者: 東京大学 医科学研究所 感染症国際研究センター 感染制御部門 ウイルス学分野 准教授
川口 寧 先生
日時: 平成22年1月8日(金)
午後5時15分〜午後6時45分
場所: 生涯教育研修センター 1号館 9階 901講義室
座長: 吉川 哲史 先生

 川口 寧先生は、1992年に東京大学農学部獣医学科を卒業され、直ちに大学院に進学され学位を取得されました。その後、ヘルペスウイルス研究における世界的権威である、シカゴ大学のRoizman博士のもとへ留学され、単純ヘルペスウイルス(HSV)についての分子生物学的研究に打ち込まれました。

 帰国後は、東京医科歯科大学で研鑽を積まれ、2002年からは名古屋大学大学院医学系研究科、ウイルス学教室准教授、2005年からは現在の東京大学医科学研究所へ移られ准教授として御活躍されています。

 最近は、そのようなHSVに関する基礎的研究成績を基盤として、臨床面で重要な新規抗ウイルス薬開発を目指したウイルス特異酵素およびウイルス粒子成熟過程の解析、さらには、ワクチン開発に繋がる新しいウイルス改変法の開発やウイルス病原性因子の解析を中心に研究してみえます。

 ウイルス学分野において、いわゆるtranslational researchを積極的に推進している若手のリーダーです。本講演では、ヘルペスウイルス感染症制圧に向けての基礎研究からの試みを、先生方の最新の知見を中心に紹介していただけるものと思います。

 基礎と臨床の橋渡しという意味で、基礎側から我々に貴重なメッセージを送ってくださると思います。

 多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先
小児科学教室 浅野 喜造(2367)
微生物学教室 辻 孝雄(2432)