第153回 医学セミナー(特別講演60回)
題目: 「 心血管ホルモン研究の新たな展開;
トランスレーショナルリサーチを目指して 」
演者: 東京医科歯科大学 大学院 医歯学総合研究科
     先端医療開発学系専攻 遺伝子・分子医学講座
     分子内分泌内科学(内分泌・糖尿病・代謝内科)
    
教授  平田 結喜緒 先生
日時: 平成22年10月21日(木)
17時15分〜18時45分
場所: 生涯教育研修センター 1号館 9階 901講義室
座長: 伊藤 光泰 先生

 心血管ホルモンとは、従来、血液のポンプや導管と考えられていた心・血管内皮から産生され、血管トーヌスや循環調節に重要な役割を果たすホルモン(パラクリン・オートクリン)である。 1980年、Furchgott(1988年ノーベル賞受賞者)による内皮由来弛緩因子(EDRF)の発見が発端となり、その後、Na利尿ホルモン(NP)、エンドセリン(ET)、アドレノメデュリン(AM)、など次々と心・内皮から心血管ホルモンが発見され、その受容体と情報伝達系、生理的・病態生理学的役割が一挙に解明されてきた。

 更に測定法の導入により心血管病の診断や評価、またアゴニストやアンタゴニストの開発による臨床応用など、心血管ホルモン研究は目覚しい医療での展開を遂げている。

 本講演では、いくつかの重要な心血管ホルモンを取り上げ、その研究の歴史からアップデートな展開医療までを解説する予定である。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先
微生物学教室 辻 孝雄(2432)
小児科学教室 吉川 哲史(9035)