第169回 医学セミナー
題目: 「 高度侵襲下における生体反応:特にその二面性に注目して 」
演者: 藤田保健衛生大学 医学部 救急救命医学
教授 武山 直志 先生
日時: 平成24年2月10日(金)
17時15分〜18時45分
場所: 生涯教育研修センター 1号館 9階 901講義室
座長: 小森 義之 先生

 侵襲に対する生体反応は、極めて緻密に制御された修復、防御システムであり、ホメオスターシスの維持のために必須である。
侵襲によって損傷を受けた組織の修復に必要な炎症反応も過剰になれば健常組織を傷害する。

 逆に、炎症の飛び火を怖れて十分な炎症が生じなければ、組織修復も不完全になるばかりか全身の免疫能低下の結果、易感染状態に陥る。

 救急集中治療領域では、免疫抑制状態(immunoparalysis)に陥っている症例は従来考えられていた予測よりはるかに多い。
Immunoparalysisは、過剰な炎症反応に由来する全身性炎症反応の脅威に比し深刻であり、いったん感染を引き起こすと感染症からの脱却が極めて難しいとされている。

 今回の発表は、生体反応の二面性を基礎、臨床の両面から報告する。

多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先
小児科学教室 吉川 哲史(9035)