第187回 医学セミナー(特別講演80回)
題目: 「ワクチン、アジュバント開発研究の新展開;副作用は予測可能か?」
演者: 独立行政法人 医薬基盤研究所 創薬基盤研究部 アジュバント開発プロジェクト
プロジェクトリーダー  石井 健 先生
日時: 平成25年11月25日(金)
17時15分〜18時45分
場所: 生涯教育研修センター 1号館 9階 901講義室
座長: 吉川 哲史 先生

 「よく効く」ワクチンには、必ずアジュバント、もしくは内因性のアジュバント成分が含まれており、宿主細胞に存在する自然免疫受容体によって認識され、その後の獲得免疫が誘導されることが明らかになってきている。

 アジュバント(因子)の分子メカニズムを免疫学的に明らかにできるようになり、ワクチンアジュバントの開発研究は2011年度のノーベル医学生理学賞が授与された自然免疫、樹状細胞の研究が起爆剤となり次世代アジュバント開発が世界中で激しい競争になっている。

 一方で、アジュバントを含むワクチンの副作用が問題になっている昨今、ワクチンやアジュバントの有効性や副作用の評価方法、指標(バイオマーカー)の構築が切望されている。

 我々は、各種アジュバントによる動物実験やヒトのサンプルを網羅的に解析した「アジュバントデータベース」を構築する準備を進めている。

 今回は、これらのトランスレーショナルリサーチに関する知見も発表したい。

 多くの教職員、学生さんの参加を歓迎いたします。

世話人・連絡先
小児科学教室 吉川 哲史(9035)