私たちは「看護のあり方」 を探究します

 

1 衛生看護学科長のあいさつ

              ◇◇ 人間性豊かな看護職の育成をめざして ◇◇

 学校法人藤田学園は「独創一理」を建学の理念としています。衛生看護学科は、この「創造性こそが新しい時代を切り開いていく力になりうる」という精神を受け継いで、昭和43年に創設しました。すでに32年の歴史と1000人を越える卒業生を送り出しています。

 衛生看護学科は「人間の生命を尊重する倫理観と心豊かな幅広い人間性を培い、看護の知識・技術の修得をもとに、統合した看護を提供できる看護職を育成する」ことを教育理念として、保健師と看護師の国家試験受験資格が得られるように統合した教育をしています。
 
 医学部を始め、衛生学部、短大、専門学校など医療科学の総合学園として、新時代を担う多くの医療人を養成しています。21世紀の看護に携わるあなたの未来をこの学園から始めてみませんか。

 多くの皆さんが看護職を志してくださることを心から期待しています。

 

2 藤田保健衛生大学の建学の理念

1) 独創的な無双の心理の学究

2) 完全かつ至高の魂への信仰

3) 時流を拓いた先覚への憧憬

4) 私学人の野望的反骨の継承

5) 感動の振幅に奮起する感性

6) 独自の個性が呼応する連帯

 

3 藤田保健衛生大学教育の目的

 藤田保健衛生大学は、教育基本法・学校基本法・学校教育法に基づき、化学・衛生学・薬学・看護学ならびに医学の教育および研究を行い、激変する社会機構と脱工業化社会に対応できる医学系総合大学として、我が国の医療科学水準の向上と公衆衛生の改善に貢献することを目的とする。

 

4 衛生学部衛生看護学科教育理念

 衛生看護学科は、本学の「独創一理」の建学理念を踏まえ、人間の生命を尊重する倫理観と心豊かな幅広い人間性を培い、看護の知識・技術の修得をもとに、統合した看護を提供できるジェネラリストを育成する。
 本学科は流動的な社会情勢に応じて、人々の健康ニ−ドに対応できる理解力、思考力、判断力、創造力・実践力及び不断の努力と冷静沈着な態度を養い、健康ニ−ドを充足するための問題解決能力を開発する。また本学のアセンブリ精神に則り、保健・医療・福祉チ−ムの一員として社会的責任を自覚し、協同性をもって社会に貢献できる人材を育成する。
 さらに本学科は、時代の変化に対応できるよう教育と研究を通し看護学の発展に努め、その成果を教育に反映させ、公共の福祉の向上に寄与する。

 
 以上をまとめると下記に集約できる。
 1)独創的な精神をもとに、真理を探究する姿勢をもちつづけることができる。
 2)豊かな感性を培い、生命倫理、看護の知識・技術を基に社会に貢献できる。
 3)総合医療系大学の特徴を活かし、保健・医療・福祉チームのなかで協働し責任を遂行できる。

 

5 衛生学部衛生看護学科教育目標

1)看護の対象を、生物的・精神的・社会的・スピリチュアル(霊的)な側面をもつ統合体として理解し、科学的・倫理的判断に基づいた基礎的な看護実践能力を身につける。
2)社会における看護の責任と役割を認識し、看護の自律性と責任を負う能力を身につける。
3)豊かな感性を培い、さまざまな国や年代および立場の人々とのコミュニケーション能力を身につけ、多様な文化や価値観を持つ人々を理解する。
4)対象の人権を尊重し、擁護に基づく行動がとれる倫理的能力を身につける。
5)看護への社会的ニーズを認識し、保健・医療・福祉チームの一員として協働し、コーディネーターの役割を認識し、マネージメントする能力を身につける。
6)社会の変化に対応し、看護の向上をめざして積極的に貢献できるリーダーシップ能力を身につける。
7)専門職業人として自己をみつめ、探究心・研究的態度に基づくし自主的な学習を生涯継続していく姿勢を身につける。

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