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第1回 グローバルふじた ~臨床検査学科卒業生 青年海外協力隊として世界へ~


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 国際的に活躍する本学の学生及び教職員の紹介を目的としたインタビュー企画「グローバルふじた」。記念すべき初回は、医療科学部臨床検査学科の卒業生 佐藤哲郎さんにお話を伺いました。佐藤さんは、2016年4月からJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊の感染症・HIV対策隊員として活動を開始し、2年間ホンジュラスに派遣されます。 

-なぜ国内医療機関等ではなくJICAへの就職をきめましたか?
 大学1年生の時、ミャンマーでNPOの医療ボランティア活動に参加したことがきっかけです。現地の病院で目の当たりにしたのは、いまだ整備されていない医療現場の実態や医療水準の低さでした。例えば手術室の中で飛んでいる蠅をたたいて医師のサポートにまわったりもしました(笑)。そこで感じた医療現場の問題には、医療技術のみならず、社会的あるいは政治的な背景に伴う様々な課題が、複雑に関わっていることを知りました。
帰国後、自分の将来を考えた時、自身がミャンマーで感じた問題を、もっと広い視野で捉えられるような経験を20代のうちにしておきたいと思い、応募を決めました。

-大学で学んだ内容は、海外の生活でどのように活かされましたか?
 ミャンマーの医療機関で検体に立ち会わせていただいた際、顕微鏡でマラリアの原虫を見たときのことです。「授業で習ったのと同じだ」と思ったのと同時に、検査業務が、地域の人々を感染症から守る上で重要な役割を果たしているのだと再認識しました。
1、2年次に学んだ医動物学や微生物学の内容が、現場業務の理解に役立ちました。
ミャンマーの現場で使われていた機器は私が大学時代に扱っていたものと比べると、かなり精度が低いものでしたが、機械の基本的な原理は同じであり、何事も基本をきちんと理解することの大切さを改めて痛感しました。

-そもそも海外に興味をもったきっかけは何ですか?
 海外というよりも、ウィルスに興味があったんです(笑)。高校の頃、「感染列島」という映画をみて、自分もウィルスについて学びたいと思い、本学の検査学科に入学しました。入学してからは、ウィルス発生地の現場をみたいと、東南アジアを中心に旅行で訪れるようになりました。

-語学面での不安はありましたか?
 はじめは少し不安もありましたが、現地に飛び込んでみると言語力よりも、相手の言いたいことを理解し、伝えたいことを伝えようとする気持ちが大切だと感じました。実際行ってみるとなんとかなるものです。僕が海外で経験したことは、若いうちしかできないことですし、いって良かったと思いました。「英語が話せないから」という理由で尻込みしている方がいたら、恐れずに海外へいってみてほしいです。

-JICAではどんな仕事を行いますか?
 私は「青年海外協力隊 感染症・エイズ対策隊員」として、ホンジュラスで2年間勤務します。業務内容としては、デング熱、ジカ熱、シャーガス病といった感染症の予防啓発活動や現地の保健省での事務活動等を中心に行います。

-今後JICAで働く中での目標は?派遣期間修了後は?
 青年海外協力隊の派遣期間は2年間と限られています。とにかくたくさんのことを現地の方々と同じ目線にたって経験したいです。派遣期間修了後は、JICAでの経験を活かして、海外の大学院に進学して感染症・実地疫学を研究し、国境や人種を超えて世界に貢献できるようになりたいです。


佐藤さん、卒業式の直前のインタビューに対応いただきありがとうございました。
在学中での学びや経験を糧に、未来を切り拓いていかれることを期待しています。

(文責:神谷)