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歴史

 第1〜2回研究会
 第3〜5回研究会
 第6〜8回研究会
 第9〜11回研究会

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日本シェーグレン症候群研究会の紹介



シェーグレン症候群は、自己免疫疾患(膠原病)の一つで、
主に唾液腺や涙腺などの外分泌腺が慢性の炎症をおこす病気です。
その結果、外分泌腺の機能低下がおこり、目が乾く、疲れやすい、口が渇く、
つばが出ない、虫歯が多いなどの症状がでます。必ずしも生命予後はわるくはありませんが、
他の膠原病やリンパ腫などとの合併もあり、その病因の解明、診断、治療法の開発が待たれています。
1986年に第1回国際シェーグレン症候群シンポジウムがデンマークで開催されたのを機に、日本でもシェーグレン症候群研究会を発足させようとの提案がなされました。そして、1990年11月に、斎藤一郎先生(日大歯学部病理 )、坪田一男先生(東京歯科大眼科 )、菅井進先生(金沢医大内科 )などが中心となり、第1回研究会が東京で開催されました。

その後、同じ志をもつ者が基礎、臨床の医、歯学の分野から集まり日本シェーグレン症候群研究会を創設し、会員同士および海外の研究組織との情報交換、研究協力を通じて、シェーグレン症候群という難病の病因解明、診断法や治療法の進歩のために鋭意努力を重ねています。

この研究会は、ただ医学研究のためのみではなく、この病に苦しんでおられる患者さんの治療のためにもお役に立とうとの目的ももっております。

現在、日本各地の約300人の会員で構成され、年1回の学術集会で研究や診療の情報交換を行っております。さらに、診断基準の改訂、診断法のマニュアル作成、患者さんのための診療マニュアル出版(翻訳)などと有用な企画をすすめてきました。また、国際シェーグレン症候群シンポジウムにも積極的に参加しています。
この研究会内外の情報をより多くの方々に提供するために、このホームページを公開しています
   
代表世話人 菅井 進 金沢医科大学内科
   世話人 秋月 正史 横浜市民病院内科
   〃 江口 勝美 長崎大学内科
   〃 河野 陽一 千葉大学小児科
   〃 斎藤 一郎 鶴見大学歯学部 病理学
   〃 佐川 昭 札幌山の上病院内科
   〃 沢田 滋正 日本大学練馬光が丘病院内科
   〃 住田 孝之 筑波大学内科
   〃 高村 悦子 東京女子医科大学眼科
   〃 竹内 勤 埼玉医科大学総合医療センター内科
   〃 坪田 一男 東京歯科大学市川総合病院眼科
   〃 東條 毅 国立病院東京医療センター内科
   〃 鳥飼 勝隆 藤田保健衛生大学、愛知国際病院内科
   〃 長沢 浩平 佐賀医科大学内科
   〃 橋本 武則 橋本膠原病センター内科
   〃 林 良夫 徳島大学歯学部病理学
   〃 藤林 孝司 獨協医科大学口腔外科
   〃 松本 美富士 豊川市民病院内科
   〃 三森 経世 京都大学内科
   〃 宮坂 信之 東京医科歯科大学内科
   〃 宮脇 昌二 倉敷成人病センター内科
   〃  吉田 俊治 藤田保健衛生大学内科
            (平成15年1月、 50音順 )





紹介

歴史

 第1〜2回研究会
 第3〜5回研究会
 第6〜8回研究会
 第9〜11回研究会
日本シェーグレン症候群研究会の歴史
厚生省シェーグレン病調査研究班
日本の本格的なシェーグレン症候群 ( SS ) 研究は1976年(S51年)に設立された厚生省シェーグレン病調査研究班に端を発すると云って良いと思われます。
 この班は岡山大学の大藤 真教授を班長とし、事務局は宮脇昌二先生が務められ、班長幹事他4名、班員10人、協力者5人の総勢19人でした。この班では5年間の研究活動が成され、SSの診断基準の設定、病型分類、疫学調査、SSの病態研究等、大きな成果をあげました。その後、10年間は特に目立った動きはなかった様です。
 
第1回SS研究会
1986年に第1回国際SSシンポジウムがデンマークで開かれたのを機に再び日本でも研究会を作ってはどうかという声が聞かれる様になりました。そして1990年11月、斉藤一郎先生 ( 日大歯学部病理 ) 、坪田一男先生 ( 東京歯科大眼科 ) が中心となり、講演会形式で第1回SS研究会が東京で行われました。主にSS患者を中心に一部医師も加え合計150人の出席があり、活発な質問が患者さんから行われました。
 事務局は日大歯学部病理学教室におかれました。
  
第2回SS研究会
第2回SS研究会は1991年11月東京で斉藤、坪田両先生の呼びかけで、やはり講演会形式で患者を中心に行われました。この後、医師を中心とした研究発表形式のSS研究会に発展させたいという希望が強く寄せられるようになり、有志で検討しました。
 1992年5月27日第36回日本リウマチ学会総会に合わせて東京ベイホテルで斉藤、 坪田両先生も含め有志28人が集まり、SS研究会の方向づけ、運営方針、メンバー、世話人等について話し合いが持たれました。
 その結果、事務局を金沢医科大学血液免疫内科 ( 菅井 ) に移すこと、世話人13人、発 起人44人でスタートすること、方向づけとしては、@セミクローズドとする、ASSについて徹底的討論をする、B会費をとる等が話し合われました
 
第3回SS研究会
第3回SS研究会 ( 会長:菅井 進 ) が1992年9月に金沢シティモンドホテルが開かれました。前日に懇親会 (40数名) 、当日は73人の出席で演題数27題で活発な研究会となりました。この後、SS文献集の作成プロジェクトがスタートしました。
 
第4回SS研究会
第4回国際SSシンポジウム ( 会長:本間光夫教授 ) が1993年8月に東京で開かれた ためこの年のSS研究会は中止となり、第4回SS研究会 ( 会長:宮脇昌二 ) は翌年の1994年9月に倉敷にて開かれました。前夜に懇親会、当日は100人以上の出席があり、32題の演題が発表されました。
 宮脇会長により日本シェーグレン症候群研究会規則 (案)が提案され決定されました。 この研究会を受けて、SS診断基準改訂小委員会が発足し、このプロジェクトが スタートしました。
 
第5回SS研究会
第5回SS研究会 ( 会長:佐川 昭 ) が1995年9月に札幌で行われ、前夜に懇親会、当日は約150人の出席で35題の演題が発表されました。
この中に「シンポジウム:SSの診断基準改訂について」があり、改訂小委員会の診断基準改定第1.2.3案が示され、ホットな討論が行われました。
この会の後SS資料センタープロジェクトがスタートしました。
 
第6回SS研究会
第6回SS研究会 ( 会長:鳥飼勝隆 ) は1996年9月に名古屋国際会議場で開催されました。
 多数の一般演題の発表の他に、改訂診断基準案もしぼりこめられ、厚生省自己免疫疾患研究班の中でも、この改定基準を取り上げられることとなりました。
 なお、SS研究会のホームページを作成して、この研究会の活動を広く研究会内外に紹介していくこととなりました。
 
第7回SS研究会
第7回SS研究会 ( 会長:林 良夫 ) は1997年9月に徳島市、徳島大学長井記念講堂で開催されました。34演題の有意義な演題の発表と熱心な討論とが繰り広げられました。
 それに加えて、シェーグレン症候群の診断基準作成の最終作業の手順、血清その他の標準検体の共同保管、などの共同プロジェクトについても熱心な検討がなされ、今後の発展が期待される研究会でした。
 
第8回SS研究会
第8回SS研究会 (会長:藤林孝司 ) は、1998年9月18日〜19日の2日間にわたって、宇都宮市で開催されました。
一般演題に加えて、シェーグレン症候群の診断基準案をさらに改良するためにシンポジウムがもたれました。
 
第9回SS研究会
第9回SS研究会 (会長:坪田一男、高村悦子) は、1999年9月17〜18日に、東京都水道橋の東京歯科大学血脇講堂で開催されました。シェーグレン症候群の診断基準案について熱心な論議が継続されました。新しい治療法の開発、シェーグレン症候群の病因の解明を目指してのシンポジウムが開かれました。
 また、18日には多くの一般演題が発表されました。なお、17日夕の懇親会は、会長により東京湾のクルージングが企画され、夜風にふかれて、東京湾の夜景とシャンペンを楽しませていただきました。
 
第10回SS研究会
第10回SS研究会 (会長:江口勝美 )は、2000年9月22〜23日に、長崎大学記念講堂において開催されました。
 特別講演T:シェーグレン症候群の現状と問題点
         ( 金沢医科大学血液免疫内科、菅井 進 先生 )
 特別講演U:Use of autoantibodies to identify signaling pathways
          during apoptosis.
         ( Dr. Paul J Utz: Division of Immunology and Rheumatology,
          Stanford University )
 シンポジウム: シェーグレン症候群の病因・病態
その他多数の一般演題を含めて実りの多い研究会であった。22日の夕の懇親会では、諫早湾に面した会場に一同移り、新鮮な海の幸を楽しませて頂きました。
 なお、「シェーグレン症候群診断の手技・手法のマニュアル」が江口教授の編集で発刊されました。
第11回SS研究会、第8回国際シェーグレン症候群シンポジウム
2002年5月16〜18日に、第8回国際シェーグレン症候群シンポジウムが金沢市の石川県立音楽堂で菅井進会長のもとで開催されました。第11回日本SS研究会 (会長:住田孝之) の学術集会、および第21回ドライアイ研究会 (会長:坪田一男) も、これに期を合わせて国際シンポジウムと合同開催されました。
 国内外から、およそ550名強の参加者が集い、盛会でした。菅井進会長の会長講演、岸本忠三先生、および Izackson 先生による特別講演は参加者に大きな感銘を与えました。今、注目されているシェーグレン症候群診断(分類)基準も、このシンポジウムでの賛同を得て、国際的なコンセンサスをえられる診断 (分類) 基準の作成に向けて準備が進められることとなりました。

                                                      平成15年1月