2016 藤田保健衛生大学医学部 学生便覧
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− 26 − 藤田学園は、医療系総合大学として本学に集う学生が、お互いに相手の立場を尊重し、健全で快適な学生生活環境及び教育・研究活動の中で修学に励む事ができるように最大限の努力を続けていきます。 キャンパス・ハラスメントは、相手方の意に反する不適切な発言、行為等を行うことによって、相手方に不快感や不利益を与え、人権を侵害し、教育研究・学修及び労働環境を悪化させることをいいます。 主なキャンパス・ハラスメントとして、次の4つがあげられます。1.セクシュアル・ハラスメント  相手方の意に反する性的な言動によって相手方に不快感や不利益を与え、修学・就労や、教育・研究・課外活動の環境を損なうことを指します。2.アカデミック・ハラスメント  教育・研究上の場面において発生する問題で、指導を受ける者の修学・研究や職務上の権利を侵害したり、人格的尊厳を傷つけたりする不適切な言動や行為を指します。3.パワー・ハラスメント  職務上の地位や優位な立場などを背景に、その部下や同僚の職務上の権利を侵害したり、人格的尊厳を傷つけたりする不適切な言動や行為を指します。4.モラル・ハラスメント  言葉や態度などいわゆる「見えない暴力」によって支配下に置いたり、精神的に追い詰めたりする行為を指します。 これらは、単独でなく、数種のハラスメントが複合して、発生することもあります。 なかでも、セクシュアル・ハラスメントは、学園内に所属する学生同士や学生・教員間などの人間関係を背景として、人権を無視・侵害し、相手の望まない性的言動、あるいは不快な行為・脅迫・嫌がらせなどにより修学上の不利益や身体的・心理的な傷害を与える行為です。将来、医療の現場で活躍する人材を教育する機関として、また本大学病院の理念である「我ら、弱き人々への無限の同情心もて、片時も自己に驕ることなく医を行わん」の理想に反する容認できない行為です。 セクシュアル・ハラスメントに代表されるあらゆるハラスメントを根絶し、明るく楽しい学生生活が送れるような環境をみなさんと一緒に作り上げていきましょう。 藤田学園は、キャンパス・ハラスメントのない教育環境を整備するために、いち早くキャンパス・セクシュアル・ハラスメント対策委員会を設け、さらにあらゆるハラスメントに対応する委員会としていく準備を進めるなど、最大限の努力を続けています。キャンパス・ハラスメントの防止・対策13学生部長内藤 健晴

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