2016 藤田保健衛生大学医学部 学生便覧
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− 3 − 本学生便覧には、新入生および在校生の皆さんが藤田保健衛生大学医学部あるいは医療科学部の学生として、知っておくべき重要な事柄が記載されております。学生生活の手引書として、手に取ってよく読んでください。 藤田保健衛生大学は、医学部と医療科学部6学科で構成された医療系総合大学です。大学の最も重要な使命は、皆さんを将来の日本の医療を担う優れた医療人として教育し、世の中に送り出すことです。日本人の平均寿命が世界最長であることにも示されているようにわが国の医療技術水準は極めて高く、しかも学問としての医学や医療技術はどんどん進化し複雑化しています。一方、我々医療人が社会から求められることも極めて多様化し、皆さんが大学生の間に学ぶべきことは飛躍的に増加しています。 私が学長として皆さんに求めたいことは、それぞれの分野で“プロフェッショナルになるのだという自覚”です。藤田保健衛生大学へは各分野のプロフェッショナルとしての資格を得るために入学してきたことを決して忘れないでください。 近代医療には、医師、看護師、医療技術者たちによるチーム医療が必須であることは言うまでもありません。そのため本学では職種の壁を越えたアセンブリ教育を実施しています。社会生活では、他人とのコミュニケーション能力が非常に重要ですが、最近、うつ病の患者さんが増加しています。その多くは他人との意思疎通がうまくできないことに由来しています。大学生活では、友人、先輩、後輩、教職員等、様々な人たちとの人間関係が生まれます。皆さんには積極的にその輪の中に入って広く交友を持ち、授業や実習だけでは学べない様々な事象を経験して、それらから多くを学び、今後の人生に役立つ力を身につけて頂きたいと思います。 私は、本学で学ぶ数年間が皆さんにとって本当に意義ある学生生活であったと、将来振り返って思い出せることを心から願っています。この学生便覧がそのために役立つことを期待しています。学長 星長 清隆学長からのメッセージ

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