2016 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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読書ゼミナール- 96 - 大 熊 真 人(生理学Ⅱ)後半9コマ「「イギリス社会」入門―日本人に伝えたい本当の英国」 コリン・ジョイス著 森田浩之訳 NHK出版新書 “「女王のことをみんなどう思っているの?」「階級社会はいまも続いているの?」「雨ばかりで憂鬱になるって本当?」「おすすめの料理はなに?」。こんなベーシックな話題から、社会の真相に迫る奥深いテーマまで、イギリス人なら誰もが共有している習慣や感覚を、異邦人の目であらためてじっくり観察し、ユーモアたっぷりに解説した至極のガイド。本物のイギリスが立ち上がってくる。(カバー解説より) 長く日本に滞在し“「ニッポン社会」入門”を執筆した ロンドン東部出身のフリージャーナリスト、コリン・ジョイスさんによるイギリス考察&紹介エッセイです。現地の人では案外気付かない“外国人”目線による母国社会考を題材に、色々な視点で考える練習をしましょう。”7)一 瀬 千 穂(薬理学)前半9コマ「青春を山に賭けて」植村直己著 文春文庫 “冒険家植村直己氏(1941-1984)が厳冬のマッキンレーで消息を絶ってから30年が経過しました。世界初の5大陸最高峰の登頂、犬ぞり単独行での北極点到達とグリーンランド横断etc.、中学時代の恩師(山男)から植村氏の話はよく聴きました。彼は丁度皆さんと同じ年頃に自分がやりたいことをみつけ、冒険の道を歩むことになりました。この本は明治大学入学から、マッターホルン、キリマンジャロ、アコンカグア、そしてエベレストの登頂に至る19才から30才までの回想記です。冒険には周到な準備をし、決して無謀なことをする人ではなかったといわれますが、この自著によるかぎり、時にはええっ、それ大丈夫なの!?的な体当たりで難局を乗り越えたようにみえます。 医学部に入学したものの、目指す医師への道のりはまだ遠い。さあこれからどうしようかとワクワクしている皆さんに、あるいは本当は○○になりたかったんだけど…と密かに迷っている誰かさんに、ぜひ読んでいただきたいテキストです。”
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