2016 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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体育実技- 149 -体育実技[教育目標] 大学体育系学術団体からの提言2010によれば、大学生の体力は依然として低く、生活習慣は中高生と比べると望ましくない状態にある。昨今の調査によると大学生の朝食欠食率は高く、脂質摂取が過剰で、睡眠不足状態である。また、半数以上がストレスを強く感じており、うつも増加している。一方、身体運動はうつの予防や治療、記憶力など「脳」や「こころ」の機能に深く影響していることが明らかになってきた。 体育実技の授業を通して身体運動と健康の重要性を学生に十分に理解し実践することは、大学生活を健康で有意義に過ごすための一助となるだけでなく、卒業後の医師としての人生を豊かにし、健康で活力ある家庭や社会を築く上でも欠かすことができない。 運動やスポーツを通して医療の現場におけるコミュニケーションの重要性を理解し、信頼関係の確立に役立つ能力を身につけることができるだろう。これらの意味から、医学部における体育実技の役割は極めて重要となる。 運動・スポーツ種目シッティングバレーボール、サウンドテーブルテニス、ブラインドサッカー、タグラグビー、アルティメット、ノルディックウォーキング[学習目標(到達目標)]⑴コミュニケーションを通じて良好な人間関係を築くことができる。⑵チームの構成や各構成員の役割、連携と責任体制を認識し、チームとして参加できる。⑶運動方法や運動強度を知ることができる。⑷準備運動や安全に配慮し、事故やケガを予防することができる。[身につける能力] 別紙参照(卒業コンピテンシー毎にパフォーマンス・レベルA~Fを記した表)[授業の種類] 実習[ 評 価 ]⑴レポート;(卒業コンピテンシーⅠ-1, 4, 5, 6、Ⅱ-1, 2)、パフォーマンスレベルC、(Ⅱ-3、Ⅲ-1)、パフォーマンス・レベルD⑵受講態度;(卒業コンピテンシーⅠ-1, 4, 5, 6、Ⅱ-1, 2、Ⅲ-3)、パフォーマンスレベルC 医学生として常識ある受講態度であったか、授業に積極的に参加したかで評価する。

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