2016 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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物 理 学- 182 -[ 前 期 ]  <A.標準コース> このコースでは、既に自然現象の数理的扱いにある程度習熟していることを前提に、物理学の見方を深め、物理的な分析力を高めることを目指す。その為に、基礎的な法則と実際に起こる自然現象との関わりを総合的に考えつつ、応用数学的な手法を身につけることを一般的課題とする。 各分野での目標は以下の通りである。1.力 学[教育目標] 自然現象を数理的に理解する能力を高めるために、その基礎となる分析手法に習熟する。[学習目標(到達目標)]⑴運動方程式を使って、運動を分析することができる。⑵エネルギー、運動量保存の法則を用いて自然現象を説明することができる。 ⑶剛体の運動に関する基礎法則を理解する。 ⑷応力とひずみの関係を理解し、弾性変形を分析することができる。 ⑸運動方程式から振動の様子を説明できる。 2.波[教育目標]音、電磁波(光、電波、X線)を理解するため、波動現象の数量的取り扱いを習得する。[学習目標(到達目標)]⑴波の伝わる様子を数式で表し、関連する諸物理量を計算できる。⑵干渉や回折など波の諸現象を説明できる。⑶波の反射と屈折の法則を理解し、波の進行方向の変化を説明できる。⑷波動方程式の形と波の速さについて説明できる。⑸音波(超音波)に関する基本的な性質と法則を理解し応用できる。⑹音響インピーダンスや超音波の反射率・透過率について説明できる。⑺波の吸収や散乱による減衰について理解し、数値的に解析することができる。⑻パルスオキシメータの原理に関して赤外光・赤色光の吸収係数との関係から説明できる。⑼X線の物質による吸収とX線レントゲンやX線CTの原理との関係について説明でる。

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