2016 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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物 理 学- 184 -[ 前 期 ]  <B.入門コース> このクラスでは、自然現象の数理的扱いに慣れることが第一の目標となる。以下のプロセスにより、物理学的な物の見方を身に付け、物理的な分析力を獲得することを目指す。・微分、積分などの基礎的な応用数学の手法、その背後にある基本的な考え方を理解する・映像などを使って広く自然現象に接し、それらの背後に物理法則があることを実感する・法則を数理的に理解し、現象を論理的に説明する能力を磨く・演習問題を解き、知識を実際の問題に適用する力を付ける1.力 学[教育目標] 自然現象の数理的処理の基礎となる数学的手法を学ぶとともに、論理的、数理的自然観を体得する。[学習目標(到達目標)]⑴運動の様子を、速度の変化、加速度の変化として把握し、数式で表せる。⑵加速度と力の関係を説明できる。⑶一定の割合で変化する量に対する微分方程式が作れ、変化の様子を説明できる。⑷振動を数式で表すことができ、運動方程式から振動の様子を説明できる。⑸エネルギー、運動量の保存を使って衝突の前後での運動の変化を説明できる。⑹ポテンシャルエネルギーを説明できる。⑺回転運動を説明できる。2.流体の運動[教育目標] 流体の運動を学び、生体内の物質輸送(血液循環、呼吸)を理解する。[学習目標(到達目標)]⑴重力による静水圧の差を説明できる。⑵流れの断面積の変化による流速の変化を説明できる。⑶流速の変化による圧力の変化を説明できる。⑷管の中を流れる流体について、粘性抵抗、圧力と流量の関係を説明できる。3.波[教育目標] 音、電磁波(光、電波、X線)などの波動現象の数量的取り扱いを習得する。

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